少し前から炭酸水メーカーの人気が高まっています。ペットボトルゴミを減らせることもあって炭酸水好きの人から注目されているようです。
炭酸水メーカーは何種類もありますが、その中でもソーダストリーム社の製品は人気があるようです。
ソーダストリーム社は、1903年にイングランドで創業、現在はイスラエルに本社を置き、世界45カ国で販売されています。2018年にはペプシコに買収されました。日本国内でも、2021年から岐阜県土岐市でガスシリンダーの充填工場を稼働させているそうです。
この記事では、ソーダストリーム社の各種製品のうち、比較的安価なテラとやや高価なデュオの2つの製品を比較検討します。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
両製品の特徴をサクッと紹介します。
テラの特徴 テラの使用方法動画はこちら
- ソーダストリーム製品の中では比較的安価な製品(テラ スターターキット¥16,500 7月24日17時40分 Amazon調べ)
- ガスシリンダー、DWSボトル(水を入れて炭酸を注入するボトル、食洗機対応70℃まで)の取り付けが簡単
- 手動式で、炭酸の強さはボタンを押す回数で調節
- 水だけに使える
- 電源のないところでも使える
- 毎日500ml、7ヶ月以上使えば、ペットボトル炭酸水を買うよりお得に
- 500mlボトルが付属(ただしソーダストリーム公式ショップだけの特典なので、出荷元、販売元を確かめましょう)
デュオの特徴 デュオの使用方法動画はこちら
- 手動タイプで、やや高価な製品(デュオ スターターキット¥23,100 2024年7月24日17時40分 Amazon調べ)
- ガスシリンダーの取り付けが簡単
- 水を入れたボトルを本体下部のフラスコに入れてから本体にセットするので、取り付け時の失敗が減らせる
- 手動式で、炭酸の強さはボタンを押す回数で調節
- 水だけに使える
- 電源のないところでも使える
- 毎日500ml、14ヶ月以上使えば、ペットボトル炭酸水を買うよりお得に(ソーダストリーム公式ショップの価格¥29,700で計算 2024年7月24日19時20分時点)
- DWSボトル1Lの他、ガラスボトル1Lがついている
(別売りのアタッチメントがあれば、500mlボトルでも炭酸水が作れるが、500mlボトルは付属してない)
テラとデュオは何が違うのでしょう?
2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、テラとデュオの主な違いは、次の2点です。
- 全体の大きさと重さ
- ボトルの本体への取り付け方
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
テラとデュオの比較
違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
比較したテラとデュオは、どちらもスターターキットです。
※スターターキットとは? 買って直ぐに炭酸水がつくれるように、「ソーダメーカー(炭酸水メーカー)本体・ガスシリンダー・専用ボトル」が一緒になったセット(ソーダメーカースターターキット一覧)
機種 | テラ | デュオ |
---|---|---|
外観 | Amazonで見る | Amazonで見る |
全体の大きさと重さ | 幅13.5×奥行き19.5x 高さ42.5 cm 1.3kg | 幅16.0×奥行き27.5×高さ43.7cm 2.7kg |
ボトルの本体への取り付け方 | ボトルの取り付けがワンタッチ | ボトルをフラスコに入れて炭酸注入部をかぶせる |
500mlボトル1本あたり費用 | 約20円 強炭酸は40円 7ヶ月以上使うとペットボトル炭酸水よりお得 | 約20円 強炭酸は40円 14ヶ月以上使うとペットボトル炭酸水よりお得 |
炭酸の注入と電源 | 手動 電源不要 | 手動 電源不要 |
参考価格 | 16,500円 | 23,100円 |
違いを解説するよ!
全体の大きさと重さ
テラよりデュオの方が全体に大きめで、重さはテラの倍の2.7kgです。ガスシリンダーをセットすれば3kgを超えます。
大きく重い製品です。置き場所を考えておかないと困るでしょう。
デュオの方がやや大きく、重さは倍あります。
ボトルの本体への取り付け方
テラは
- ボトルの水位線まで冷水を入れる
- ボトルの口を、斜めに出ている炭酸ガス注入口のスナップロック(白いツメのような部品)という留め具に合わせ、上と後方に押して本体にセット
- 正しくセットできると、ボトルがつるされた状態になり、本体下部とボトルの間にすき間ができる
デュオは
- ボトルの水位線まで冷水を入れる
- 本体下部にあるフラスコレバーを右に回すとロックが解除され、炭酸注入部が自動で上にあがる
- 斜めに出ているフラスコにボトルを入れ、炭酸注入部をフラスコにかぶせて、フラスコレバーを左に回しロックする
なお、デュオのフラスコは本体から取り外せないようです。フラスコ内に水滴がつくのに手入れしにくい、と思う方もあります。会社によれは、水滴がつくなど汚れた場合は布で拭き取ることを勧めていますが、フラスコが外れないのは確かに面倒ですね。
テラのボトルをセットする時は、見えにくいスナップロックにボトルの口を合わせなければならないので、難しいと感じる方があるかもしれません。
デュオは、ボトルをフラスコに入れて炭酸注入部を上から下にかぶせるだけなので、さらに簡単です。
価格
テラは、16,500円です。デュオは、23,100円です。ボトルの取り付け方の違いで、価格差がほぼ7,000円です。
とはいえ、 テラのボトルの取り付けが不安だと思われる方には、この価格差があっても、デュオの方がお勧めかもしれません。
テラとデュオの価格差はほぼ7,000円です。
しかし、ボトルの取り付けはデュオの方が簡単です。
両製品の共通機能と特徴も紹介します
500mlボトル1本あたり費用
500mlボトル1本あたりの費用は、会社の説明では中炭酸の場合約20円、強炭酸の場合は40円です。
なお最初に買うスターターキットの費用も考えると、テラは7ヶ月以上、デュオは14ヶ月以上使えば、ペットボトル炭酸水を買うよりお得になります。 (会社によるコストシミュレーションはこちら)
炭酸の注入と電源
両製品ともに炭酸ガスの注入は手動です。
上部のボタンを押すことにより炭酸を注入し、押す回数により炭酸の強さを調節します。電源不要のため、置き場所を選びません。
ボタンの押し方は、炭酸注入ボタンをグッと下まで短く1秒押す、好みの炭酸強度になるまでこの操作を繰り返します。
微炭酸は2回、中炭酸は3回、強炭酸は5回押しです。7回以上は押してはいけないそうです。
水漏れが起きる時はどうする? (水漏れについての会社の説明)
- 冷蔵庫でよく冷やした 5℃くらいの水で作る。炭酸ガスが水に溶けやすい。
- 新しいガスシリンダーは炭酸ガスの圧力が高く水漏れを起こしやすいので、初回~10 回ほど作るまで水の量をボトルの水位線より 1cm ほど減らす。また、ボトル上部まで水が泡立った際はボタンを押す手を緩め、泡立ちが引くまで待ってから再度ボタンを押すとよい。
水以外に炭酸ガスを注入できるか?
両製品ともガスの注入ができるのは水だけです。会社によれば、水以外の液体へのガス注入は製品の故障や事故に繋がる可能性があるそうです。
ただし同じ会社が別売りで各種のシロップを販売しています。作った炭酸水にこのシロップを加えれば、普通のジュースより低カロリーでオーガニックの炭酸飲料が作れます。
使えるのは水だけですが、その分汚れが少ないので手入れが楽です。
ボトルにシロップなどを加える場合は、食洗機(70℃以下)も使えます
別売りのシロップ
シロップ一覧 (ソーダストリーム公式ページ Amazonでは品切れが多いです)
1(シロップ) : 6(炭酸水)の割合で薄める、1本で約16杯分。ソーダストリーム公式ページでは1,080円(2024年7月23日22時30分時点)
予備ガスシリンダー
テラとE-テラは、どちらもピンクのガスシリンダーを使います。
新規購入用 2本6,480円 価格は2024年7月22日14時15分時点 Amazon調べ
ガスシリンダー交換時は、メーカーの都合なのか、2本でないと交換できないそうです。(交換時は2本で5,980円)比較したスターターキットはガスシリンダー1本付きなので、買い足さないといけないようです。(ガスシリンダー1本では4,150円)
なお、ガスが十分に入ってないものと交換された?というレビューもあるので、心配な方は交換時に重さを計るとよいかもしれません。(ソーダストリームのピンクのガスシリンダーは、満タンの状態で約1,150gから1,200gほどです。ガス量は410gなので、空の状態では約740gから790gということです。)
どちらがおすすめか?
あなたにおすすめの機種は…
テラがおすすめの方は
- ボタンを押す回数によって炭酸の強さの微調整をしたい方、にお勧めです。
- 安価な方が良いと思う方、にお勧めです。
- 軽い方が良いと思う方、にお勧めです。
デュオがおすすめの方は
- ボトルの取り付けが失敗しにくい製品です。ボトル取り付けがうまくできるか心配、という方にお勧めです。
まとめ
ソーダストリーム社の人気の製品、二つを比較しました。
自分にとって使いやすい製品はどちらか、を考えて選ぶとよいでしょう。