近年の電子レンジは、単機能電子レンジよりオーブンレンジが主流になっており、温めだけの機種は各メーカーともに少ないです。
この記事では、電子レンジ単機能の製品のうち、山善PRW-F180とシャープRE-T171の二つの製品を比較検討します。どちらもフラットテーブルで、容量は小さめの18Lと17Lです。価格帯も同じくらいです。
両製品の発売日は、山善PRW-F180は2022年2月、シャープRE-T171はそれより早く2020年7月で、どちらもやや古い機種です。
なお、山善は1947年に設立された日本の企業で、工作機械、産業機械、建設資材、家庭用品などの製品を取り扱っている専門商社です。
シャープは、1935年に設立された日本の企業で、電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般を扱う会社です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
山善PRW-F180の特長
- 庫内の幅は27.3cmあり、容量は18L。フラット庫内。
- スタートボタンを押す回数で30秒ごとの時間設定ができ、簡単に温めができる。
- 普段よく使うオート調理ボタンは、あたため(150g、300g)、お弁当(300g、400g)、飲み物(1杯、2杯)、お酒(1杯、2杯)の4種類。 センサーはない。
- 手動温めはボタンで、温め、解凍、時間、重さを設定する。
- レンジ出力500W以上で累積調理時間が10分を超えた場合、出力は約350Wに自動的に切り替わる。最長15分まで。
- ヘルツフリー:全国で使えるが、50Hz地域では500W/200W、60Hz地域では650W/500W/200W。温める力が弱め。
- 消音機能があり、操作音を消せる。
- 扉は横開き。
- チャイルドロック付き。
シャープRE-T171の特長
- 庫内の幅は27.3cmあり、容量は17L。フラット庫内。
- 手動設定ボタンでレンジ出力を選び、時間をダイヤルで入力する。
- オートあたための機能はなく、センサーもない。温め時間を短めにするとよい。
- 解凍は、解凍機能(200W)を選び、重さを目安にした時間をダイヤルで入力する。
- タイマーダイヤルを回すと加熱が始まり、途中で止める時はドアを開ける。スタートと取り消しボタンがない。
- 出力と時間を設定するとLEDが点滅してわかる。
- 加熱時間は、最大10分まで。
- キッチンタイマー付き。
- ヘルツフリー:全国で使えるが、50Hz地域では最高550Wまで、60Hz地域では最高700Wまで。
- 扉は横開き。
山善PRW-F180とシャープRE-T171は何が違うのでしょう
2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、山善PRW-F180とシャープRE-T171の主な違いは、次の5点です。
- 最大出力
- 入力方法
- オートあたため機能
- 消音機能
- チャイルドロック機能
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
山善PRW-F180とシャープRE-T171の比較
違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | 山善PRW-F180 | シャープRE-T171 |
---|---|---|
外観 | Amazonで見る | Amazonで見る |
外形寸法、庫内寸法と重さ | 34.9奥行き x 45.8幅 x 28.1高さ cm 庫内有効寸法:幅27.3×奥行32.5×高さ18,1cm 18L容量 重さ:11.9kg | 37奥行き x 46幅 x 27.3高さ cm 庫内有効寸法:幅27.3cm×奥行31.3cm×高さ17.7cm 17L容量 重さ:13kg |
最大自動出力 | 50Hz地域では500W、60Hz地域では650W | ー |
入力方法 | ボタン | ボタンとダイヤル |
オートあたため機能 | あり | 無 |
消音機能 | あり | 無 |
手動で設定できる出力 | 200〜500Wまたは650W | 200~550Wまたは700W |
周波数対応の差 | 全国で使えるが、50Hz地域では500W、60Hz地域では650W | 全国で使えるが、50Hz地域では550W、60Hz地域では700W |
チャイルドロック機能 | あり | 無 |
保証期間 | 1年間 | 1年間 |
参考価格 | 13,000円前後 | 13,000円前後 |
違いを解説するよ!
全体の大きさ
山善PRW-F180の方がシャープRE-T171より容量が1L大きいですが、庫内の幅は同じ、他の箇所も大きな差はありません。 重さは、シャープの方が1kg重いです。
最大出力
山善PRW-F180の最大自動出力は650Wです。
シャープRE-T171の手動あたための最大出力は700Wで、少し早く温まるかもしれません。
入力方法
山善PRW-F180は、ボタンで入力します。
シャープRE-T171は、出力を選ぶのはボタンで、温め時間はダイヤルを回して入力します。
ダイヤルを回す方が簡単と思う方に。
オートあたため機能
山善PRW-F180には、あたため、お弁当、飲み物、お酒の4種類のオート温め機能があります。またスタートボタンを押す回数で時間設定ができるのも便利そうです。
シャープRE-T171には、オート温め機能もセンサーもありません。温めは時間をダイヤル入力する、解凍はグラム数を目安にした時間をダイヤルで入力します。
簡単な自動温め機能は、ある方が便利かもしれません。
消音機能
山善PRW-F180には、操作音を消せる機能があります。
シャープRE-T171には、消音機能がありません。
周波数対応
山善PRW-F180とシャープRE-T171は、どちらもヘルツフリーなので、全国で使えます。
ただし、山善PRW-F180は、50Hz地域では最高500W、60Hz地域では最高650Wです。
シャープRE-T171も、関東など50Hzの地域では最高550W、 中部以西の60Hzの地域では700Wで、シャープの方が少し早く温まりそうです。
チャイルドロック機能
山善PRW-F180にはチャイルドロック機能がありますが、シャープRE-T171にはありません。
価格
山善PRW-F180とシャープRE-T171の価格差は少ないです。
機能面で選ぶことになります。
どちらがおすすめか?
あなたにおすすめの機種は…
山善PRW-F180がおすすめの方は
- オート温め機能がある方が便利と思う方
- 消音機能があった方が良いと思う方
- チャイルドロックがある方が良いと思う方 にお勧めです。
シャープRE-T171がおすすめの方は
- 最高出力が少しでも大きい方が良いと思う方
- ダイヤル入力が便利と思う方 に、お勧めです。
まとめ
の電子レンジ単機能の2つを比較検討しました。
どちらも機能を絞ったシンプルな機種で、センサーがなく、時間設定で温めを調節します。