スチームオーブンレンジの上位機種では、各社とも過熱水蒸気でスチーム調理をするタイプが主流になっています。過熱水蒸気の特徴はなんでしょう?
- ヘルシー調理 過熱水蒸気は100℃を超えた高温の蒸気のことで、食材の余分な油分や塩分を落とせる。
- 食材の乾燥防止 食材の表面が乾燥しにくく、しっとりとした仕上がりになる。焼き物やパンの調理では、ふっくら感を保ちやすい。
- 色々な調理ができる 焼く、蒸す、あぶるなどの調理ができる。
- 温度を細かく調節 食材に応じた最適な加熱ができるため、仕上がりが良い。
この記事では、 東芝の過熱水蒸気オーブンレンジのうち、人気の製品ER-YD7000とER-YD5000 を比較検討します。
ER-YD7000は2023年6月の発売時点で最上位機種、ER-YD5000 は2023年7月の発売で上位機種です。すでに両機種の後継機が2024年6月に発売されています。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
※なお、家電を扱う東芝ライフスタイル株式会社は、2016年6月美的集団グループ(中国広東省に本拠を置き、グローバル展開する電気メーカーグループ)の子会社になりました。
ER-YD7000の特長

- 過熱水蒸気オーブンレンジ 30L オーブン2段 カラー:黒と白
- 精細な赤外線センサーを搭載:自動あたためやオートメニューで働く。食品の位置と分量を細かく探知し、ムラを抑えて適温に温める。
- オーブン温度350℃(石窯ドーム):高温で調理。(350℃での運転時間は5分、以後は230℃)
- 「石窯おまかせ焼き」:食材の重さや量を自動で測るセンサーを使うことで、食材をトレーに並べてセットするだけで温度や時間設定をしなくても調理できる。
- 深さ5cmの深皿プレートで、パエリアやパスタ、シチューなど81のオートメニューができる。
- オートメニュー数:487
- 操作:タッチ画面とスタート・取り消しキー
- 「奥行き39.9cm」の薄型
- スマホとの連携で、メニューの確認やレシピの追加もできる。
ER-YD5000の特長

- 過熱水蒸気オーブンレンジ 30L オーブン2段 カラー:黒と白
- 精細な赤外線センサーを搭載:自動あたためやオートメニューで働く。食品の位置と分量を細かく探知し、ムラを抑えて適温に温める。
- オーブン温度350℃(石窯ドーム):高温で調理。(350℃での運転時間は5分、以後は230℃)
- 「石窯おまかせ焼き」:食材の重さや量を自動で測定するセンサーを使うことで、食材をトレーに並べてセットするだけで温度や時間設定をしなくても調理できる。
- 深さ5cmの深皿プレートで、パエリアやパスタ、シチューなど81のオートメニューができる。
- オートメニュー数:129
- 操作:タッチ画面とスタート・取り消しキー
- 「奥行き39.9cm」の薄型

両モデルとも庫内容量30Lで、加熱方式や温度設定(オーブン最高350℃など)は共通しています。
ER-YD7000: 自動メニュー数が多く、調理の幅が広がっています。特に調理にこだわる方向けの機能が増えています。
ER-YD5000: 自動メニュー数はやや少なめですが、基本的な調理は十分そろっています。
スマホ連携の機能を重視する場合は、ER-YD7000がおすすめです。
一方で、基本的なオーブン機能が十分であれば良いなら、ER-YD5000がお勧めです。
ER-YD7000とER-YD5000は何が違うのでしょう



2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、ER-YD7000とER-YD5000の機能面の主な違いは、次の2点です。
- オートメニュー数
- スマホとの連携
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
ER-YD7000とER-YD5000の比較



違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | ER-YD7000 | ER-YD5000 |
---|---|---|
外観 | ![]() ![]() Amazonで見る | ![]() ![]() Amazonで見る |
外形寸法 | 39.9奥行き x 49.8幅 x 39.6高さ cm 庫内寸法:31,4奥行き×39,4幅×23,2高さcm 庫内:30L | 39.9奥行き x 49.8幅 x 39.6高さcm 庫内寸法:31,4奥行き×39,4幅× 23,2高さcm 庫内:30L |
センサー | 加熱時の赤外線センサー | 赤外線センサー |
電子レンジ | 最大1000W(最大3分間)600W・500W・200w・100W相当 | 最大1000W(最大3分間)600W・500W・200W・100W相当 |
スチーム | 過熱水蒸気式 1000W | 過熱水蒸気式 1000W |
オーブン | 熱風11410W 2段熱風コンベクション 100~300℃、350℃(5分間) | 熱風1410W 2段熱風コンベクション オーブン温度調節範囲:100~300℃ 、350℃(5分間) |
グリル | 1100W | 1100W |
操作部 | タッチ画面とスタート・取り消しキー | タッチ画面とスタート・取り消しキー |
扉の開閉の向き | 縦開き | 縦開き |
保証期間 | 1年間 | 1年間 |
参考価格 | 97,000円前後 | 88,000円前後 |



違いを解説するよ!
オートメニュー数



ER-YD7000のオートメニュー数は487。メニュー数が多くなると携帯アプリで探す方が便利かもしれません。
ER-YD5000のオートメニュー数は125。YD7000より少ないですが、おまかせ石窯焼きや深皿煮込みのメニュー、お手軽パンやスイーツまで揃っています。
オートメニューは、材料や切り方、入れる順番などが決まっている場合があります。メニューごとに付属の料理集で確かめることをお勧めします。
スマホとの連携



ER-YD7000は、スマホ、Wi-Fiと連携できます。アプリでメニューを確認したり、新しいメニューを追加できます。
ER-YD5000は、スマホとの連携はできません。本体のディスプレイ画面とドアの裏側や料理集でメニューの確認をします。
価格



ER-YD7000とER-YD5000の価格差は、10,000円前後です。
ER-YD7000とER-YD5000の機能面の違いは、オートメニューの数とスマホとの連携です。
どちらがおすすめか?



あなたにおすすめの機種は…
ER-YD7000がおすすめの方は
- オートメニュー数が多いのが良いと思う方
- スマホとの連携が良いと思う方 におすすめです。


ER-YD5000がおすすめの方は
- 基本的なオーブン機能が十分であればよいと思う方
- 安価なほうがよいと思う方 におすすめです。


まとめ
東芝の過熱水蒸気オーブンレンジの上位機種2つを比較検討しました。