パナソニックのオーブンレンジは、スチーム機能のある機種が主流になっています。が、スチーム機能はなくて良い、スマホ連携も要らない、オートメニューも少なくて良い、その代わり電子レンジとオーブンの機能はしっかりしていること、使いやすいこと、を重視、という方もあるでしょう。
この記事では、パナソニックオーブンレンジのうち、NE-BS5CとNE-BS5Bの2つの製品を比較検討します。どちらも庫内は26L、スチームなし、スマホ連携なしです。
NE-BS5Cは最新機種で、2024年9月発売。NE-BS5Bは2023年9月の発売です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
NE-BS5Cの特長

- オーブンレンジ、フラット庫内、26L、2~3人用。カラーは黒、白。
- 庫内幅は37cmある。
- 温め具合の調節:赤外線センサーで食品の表面温度を見る(温度センサーも搭載)
- 「お好み温度」:-10~90℃の好みの温度に温められる。アイスクリームを食べやすい温度まで温める、など。
- スピード温め機能:レンジ温め中にスピードボタンを押すと1000Wに切りかわり、温め時間が短縮できる。
- グリル:庫内上面内蔵の平面ヒーターと、ヒートグリル皿で焼く。トーストなど両面焼ける。
- オーブンは80℃~250℃で、普通のオーブン料理には十分の温度。
- オートメニューは少なめ:21種類。カレーやナポリタンなどの「ワンボウルメニュー」がある。
- 「定番グリルボタン」があり、よく使うグリルメニューがワンボタンで設定できる。
- 扉は縦開き。
- チャイルドロックあり。
NE-BS5Bの特長

- オーブンレンジ、フラット庫内、26L、2~3人用。カラーは白のみ。
- 庫内幅31.9cm。
- 温め具合の調節:赤外線センサーで食品の表面温度を見る(温度センサーも搭載)
- 「お好み温度」で温め:-10~90℃の好みの温度に温められる。アイスクリームを食べやすい温度まで温める、など。
- スピード温め機能:レンジ温め中にスピードボタンを押すと1000Wに切りかわり、温め時間が短縮できる。
- グリル:庫内上面の遠赤外線Wヒーター(上面に内蔵ではない)と、ヒートグリル皿で焼く。トーストなど両面焼ける。
- オーブンは80℃~250℃で、普通のオーブン料理には十分の温度。
- オートメニュー:29種類。ワンボウルメニューと同じメニューもある。
- 扉は縦開き。
- チャイルドロックあり。

NE-BS5CとNE-BS5Bは、
どちらも26Lの、ボタンとダイヤルで入力するオーブンレンジです。
赤外線センサーと「お好み温度」で仕上がり温度が調節できる、スピード温め機能がある、ヒートグリル皿で両面焼ける、オーブンは80~250℃の火力であること、などの機能は同じです。
オートメニューの種類もほぼ同じです。
違いは
NE-BS5C
・外形寸法が少し小さいが、庫内の幅は広いです。
・上ヒーターが、天井内蔵でフラットです。
・液晶ディスプレイが、光文字液晶、バックライト付きで見やすいです。
・定番のグリル5メニュー(塩鮭、ハンバーグ、鶏の照り焼きなど)をワンボタンで設定できる「定番グリルボタン」があり、便利です。
NE-BS5B
・外形寸法がやや大きいです。
・上ヒーターは、天井に露出しています。
・ブラックバック液晶で、バックライトがないので少し見にくいかもしれません。
・「定番グリルボタン」はありません。
NE-BS5Cの方が、より見やすく使いやすくて便利です。
NE-BS5CとNE-BS5Bは何が違うのでしょう



2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、NE-BS5CとNE-BS5Bの主な違いは、次の4点です。
- 本体サイズ
- 上面ヒーターの設置場所
- 液晶ディスプレイ
- 定番グリルボタン
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
NE-BS5CとNE-BS5Bの比較



違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | NE-BS5C | NE-BS5B |
---|---|---|
外観 | ![]() ![]() Amazonで見る | ![]() ![]() Amazonで見る |
外形寸法 | 39奥行き x 47幅 x 35高さ cm 庫内寸法:幅37cm×奥行33.5×高20.9 26L | 40奥行き x 50幅 x 34.7高さ cm 庫内寸法:幅31.9cm×奥行35×高21.5 26L |
加熱の際のセンサー | 赤外線センサー 温度センサー | 赤外線センサー 温度センサー |
レンジ | 自動出力1000W 手動出力800〜150W 解凍:全解凍、半解凍 | 自動出力1000W 手動出力 〜150W 解凍:全解凍、半解凍 |
オーブン | 温度150~250℃ 発酵30・45℃ ヒーター加熱 | 温度100~250℃ 発酵35・40℃ ヒーター加熱 |
グリル | 上下ヒーター ともに内蔵 | 上ヒーター 遠赤Wヒーター 下は庫内底面内蔵 |
操作 | ダイヤル1つとボタン | ダイヤル1つとボタン |
扉の開閉の向き | 縦開き | 縦開き |
保証期間 | 1年間 | 1年間 |
参考価格 | 60,000円前後 | 52,000円前後 |



違いを解説するよ!
本体サイズ



NE-BS5Cは、NE-BS5Bに比べ全体にやや小さめですが、庫内寸法の幅が断然広くて37cm、出し入れが楽で、置き場所も余裕ができそうです。
上面ヒーターの設置場所



NE-BS5Cの上ヒーターは庫内上面に内蔵なので、庫内の上もフラットで拭き掃除しやすいです。
NE-BS5Bは、上ヒーターが露出してます。掃除はしにくいです。
液晶ディスプレイ



NE-BS5Cの液晶ディスプレイは、光文字液晶、バックライト付きで見やすいです。
NE-BS5Bは、ブラックバック液晶で、バックライトがないので少し見にくいかもしれません。
定番グリルボタン



NE-BS5Cは、定番のグリル5メニュー(塩サバ、塩鮭、ハンバーグ、鶏の照り焼き、鶏の塩焼き)をワンボタンで設定できる「定番グリルボタン」があり、便利です。
NE-BS5Bにはこのボタンはありません。
価格



NE-BS5CとNE-BS5Bの価格差は 8,000円前後です。
価格差は小さくないですが、毎日使う必須の家電なので、より使いやすく便利なNE-BS5Cの方が良いかと思います。
どちらがおすすめか?



あなたにおすすめの機種は…
NE-BS5Cがおすすめの方は
- 全体にやや小さくても、庫内幅が広い方が良い
- 庫内の上面が掃除しやすい方が良い
- 液晶ディスプレイが見やすい方が良い
- よく使うグリルの入力が楽な方が良い と思う方にお勧めです。


NE-BS5Bがおすすめの方は
- 安価な方が良いと思う方 にお勧めです。


まとめ
パナソニックのNE-BS5CとNE-BS5Bのオーブンレンジ2機種を比較検討しました。
価格差は小さくありませんが毎日使うものなので、NE-BS5Bより、見やすく使いやすく便利なNE-BS5Cがお勧めです。