象印マホービンの炊飯器は、「炎舞炊き」シリーズが人気です。「炎舞(えんぶ)炊き」とは、どんな炊き方でしょう?
釜底部の4つまたは6つのIHヒーターを2つずつローテーションで加熱する炊き方。
部分的な集中加熱を繰り返すことで、釜内に複雑な対流を生み出します。これにより、お米をふっくらと炊き上げ、甘みを引き出します。
この記事では、炎舞炊きの最上位機種NW-FC10と上位機種NW-NA10の炊飯器を比較します。
NW-FC10は2024年6月、NW-NA10は2024年9月の発売です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
NW-FC10の特長

- 「炎舞炊き」:6つの底IHヒーターを2つずつローテーションさせて加熱、お米を立体的に加熱します。
- 「豪炎かまど釜」:釜の厚さは2.2mm、縁の厚さは10mmで、内釜のフッ素加工には5年間の保証があります。
- 「わが家炊き」メニュー:ご飯を食べた感想を炊飯器に入力すると、121通りの炊き方から好みに合うものを選んで炊いてくれ、食感の微調整ができます。
- 「炊き分けセレクト」:料理に合わせて、海鮮丼には「さらっとやわらかめ」、おにぎりには「もちもち」など15通りの炊き分けが選べます。
- 「極め保温」:最大40時間の保温が可能です。
NW-NA10の特長

- 「炎舞炊き」:4つの底IHヒーターを2つずつローテーションさせて加熱、お米を立体的に加熱します。
- 「豪炎かまど釜」:釜の厚さは2.2mm、縁の厚さは3mmで、内釜のフッ素加工には3年間の保証があります。
- 「わが家炊き」メニュー:ご飯を食べた感想を炊飯器に入力すると、81通りの炊き方から好みに合うものを選んで炊いてくれ、食感の微調整ができます。
- 「炊き分け圧力」:すし飯、玄米や「ややしゃっきり」「ややもちもち」など7通りの炊き分けが選べます。
- 「極め保温」:最大40時間の保温が可能です。

NW-FC10とNW-NA10の違いは
1. 加熱方式の違い NW-FC10は「3DローテーションIH構造」を採用しており、6つの底IHヒーターでお米を立体的に加熱します。一方、NW-NA10は「ローテーションIH構造」を採用しており、4つの底IHヒーターを使用します。NW-FC10のほうがムラなく均一に炊き上げることが可能です。高品質な炊き上がりを求める方にはNW-FC10がおすすめです。
・NW-FC10: 6つのIHヒーターで立体的に加熱
・NW-NA10: 4つのIHヒーターを使用
2. 内釜の違い NW-FC10は厚さ2.2mm、縁の厚さ10mmの「豪炎かまど釜」を搭載しており、フッ素加工に5年保証があります。一方、NW-NA10は縁の厚さ3mmで、フッ素加工の保証期間が3年です。長期間の使用や耐久性を重視する方にはNW-FC10が向いています。
・NW-FC10: 縁の厚さ10mm、フッ素加工5年保証
・NW-NA10: 縁の厚さ3mm、フッ素加工3年保証
3. 炊き分け機能の違い NW-FC10は「わが家炊き」メニューで121通りの炊き分けが可能です。NW-NA10は同機能で81通りの炊き分けに対応しています。細かい炊き加減の調整が必要な家庭にはNW-FC10がおすすめです。
・NW-FC10: 121通りの炊き分け
・NW-NA10: 81通りの炊き分け
4. 価格 NW-FC10は価格が高めです。一方、NW-NA10は価格は比較的抑えられています。予算に余裕がある方にはNW-FC10が適しています。
・NW-FC10: 価格が高め
・NW-NA10: 価格が抑えられている
おすすめは?
高品質な炊き上がりを求める場合: NW-FC10が最適です。立体加熱によるムラのない仕上がりや、長期間使用できる内釜が魅力です。
炊飯器にコスパを求める場合: NW-NA10が向いています。基本的な機能を備えながら、価格が抑えられており手軽に購入できます。
多機能性を求める場合: 121通りの炊き分け機能を備えたNW-FC10が適しています。
シンプルな機能で十分な場合: 81通りの炊き分け機能を持つNW-NA10がおすすめです。
NW-FC10とNW-NA10は何が違うのでしょう



2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、NW-FC10とNW-NA10の主な違いは、次の5点です。
- 外形の大きさと重さ
- 釜の底IHヒーターの数
- 一回あたりの炊飯時消費電力量
- 内釜
- 炊き分けメニューの数
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
NW-FC10とNW-NA10の比較



違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | NW-FC10 | NW-NA10 |
---|---|---|
外観 | ![]() ![]() Amazonで見る | ![]() ![]() Amazonで見る |
外形寸法・重さ・色・容量 | 33奥行き×26幅×23.5高さcm 8.0kg 黒・白 5.5合 | 33奥行き x 24.5幅 x 21.5高さ cm 6.5kg 黒・白 5.5合 |
一回あたりの炊飯時消費電力量 | 151Wh | 139Wh |
加熱方式 | 6つの底IHヒーター搭載 | 4つの底IHヒーター搭載 |
内釜 | 「プラチナコート」「アルミ」「鉄」「ステンレス」の4層構造の「豪炎かまど釜」 底部の厚さ2.2mm、ふち部分の厚さは5mm | 4層構造の「豪炎かまど釜」 底部の厚さ2.2mm、ふち部分の厚さは3mm |
炊き分けメニューの数 | 「わが家炊き」121通りの炊き分けが可能 「炊き分けセレクト」でも15通りの炊き分け | 「わが家炊き」81通りの炊き分けが可能 「炊き分け圧力」でも7通りの炊き分け |
保証期間 | 本体1年間保証 内釜フッ素加工5年保証 | 本体1年間保証 内釜フッ素加工3年保証 |
参考価格 | 100,000円前後 | 70,000円前後 |
外形の大きさと重さ



NW-FC10は、NW-NA10より幅、高さが少し大きく、1.5kg重いです。取っ手もないので、炊飯器の置き場所をよく変える家庭では軽い方が良いかもしれません。
釜底のIHヒーターの数



NW-FC10のIHヒーターは6個、
NW-NA10は、4個です。
IHヒーターの数が多い方が炊きムラが少ないです。
一回あたりの炊飯時消費電力量



NW-FC10とNW-NA10の一回あたりの炊飯時消費電力量の差は、12Whです。
12Whは、10WのLED電球を約1.2時間点灯させた場合の消費電力量に相当します。またスマートフォンを1回フル充電するのに必要な電力量とほぼ同じです。
内釜



両方の内釜の素材、厚さは同じですが、ふちの厚さは違い、NW-FC10はNW-NA10より2mm厚いです。厚い方が蓄熱性が良いです。
炊き分けメニューの数



NW-FC10は、「わが家炊き」メニューで121通りの炊き分けが可能です。NW-NA10は、同じ機能で81通りの炊き分けに対応しています。細かい炊き加減の調整が必要な家庭にはNW-FC10がおすすめです。
価格差



NW-FC10とNW-NA10の価格差は、3万円前後あります。
どちらがおすすめか?



あなたにおすすめの機種は…
NW-FC10がおすすめの方は
- 高品質な炊き上がりを求める方
- 内釜の保証期間が長い方が良いと思う方
- 炊き分けの種類が多い方がよいと思う方 におすすめです。


NW-NA10がおすすめの方は
- 基本的な機能を備えているなら、価格が抑えられている方が良いと思う方
- 一回あたりの炊飯時消費電力量が少ない方が良いと思う方 におすすすめです。


まとめ
象印炊飯器の最上位機種NW-FC10とその下の機種NW-NA10の2機種を比較検討しました。高品質な炊き上がりを求める場合にはNW-FC10が最適です。シンプルな機能で十分な場合は、81通りの炊き分け機能を持つNW-NA10がおすすめです。