CY9221とCY3611の5つの違い(ティファールの電気圧力鍋「クックフォーミー」と「ラクラ・クッカー」

電気圧力鍋は、圧力鍋と炊飯器、調理鍋の機能を備えているので、新生活を始めるときに便利な家電かもしれません。

この記事では、人気のティファールの電気圧力鍋「クックフォーミー タッチ」CY9221と「ラクラ・クッカー旨みCY3611を比較します。

「クックフォーミー タッチ」CY9221の発売は2023年9月、「ラクラ・クッカー 旨み」CY3611の発売は2022年11月で、「クックフォーミー タッチ」の方が新しいです。どちらも多機能で便利な電気圧力鍋ですが、いくつかの違いがあります。 

ところで、ティファールの電気圧力鍋にはスロー調理、低温調理、圧力調理などの調理法がありますが、この違いはなんでしょう?

スロー調理とは

電気圧力鍋のスロー調理(スロークッキング)とは、圧力をかけずに低温で長時間かけて食材を調理する機能です。具体的には、75℃〜90℃程度の温度を一定に保ちながら、数時間かけてじっくりと加熱します。煮込み料理やスープ、ローストビーフ、サラダチキンなどの調理に適しています。また、火を使わないため安全で、調理中に他の作業を行うことができ、「ほったらかし」できる点もメリットです。

この記事の「クックフォーミー タッチ」にはスロー調理機能があります。

低温調理とは

食材を比較的低い温度で長時間加熱することで、肉や魚を柔らかくジューシーに仕上げる調理法です。具体的には、60℃から90℃の範囲で温度を設定し、一定の温度で加熱します。この方法は、食材の中心部まで均一に火を通し、旨味を閉じ込めるのに適しています。

この記事の「ラクラクッカー 旨み」には、低温調理機能があります。

圧力調理とは

電気圧力鍋の圧力調理機能は、鍋内の圧力を高めて100℃以上の高温で調理を行い、短時間で仕上げることが特徴です。一般的な圧力鍋の圧力は、低圧で約80kPa(約1.8気圧、115℃程度)、高圧で約140kPa(約2.4気圧、126℃程度)です。調理時間を短縮したい場合や、硬い食材を柔らかくしたい場合には圧力調理が適しています。

なお、この両製品の加圧は、高圧でも80〜100kPaです。したがって、一般的な圧力鍋と比較するとやや低い圧力です。一般的な圧力鍋を使い慣れている方には違和感があるかもしれません。

スロー調理と低温調理の違いは、メーカーの説明では分かりにくいです。

この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?

まず、両製品の特長を簡単に紹介します。

「クックフォーミータッチ」CY9221の特長

  • 電気圧力鍋、満水容量3.0L、調理容量2.0L、2~4人向けの小さめ容量です。
  • 内蔵レシピ270種からタッチパネルでメニューを選ぶと、材料や手順が表示されるので、作り方を知らなくてもできます。加圧、温度は自動コントロールなので、おまかせ調理ができます。マニュアル調理も、圧力調理、スロー調理、炒め(火力は弱火110度、中火135度、強火160度の3種類から選べる)、煮込む、蒸す、保温、再加熱、材料モード調理などが選べます。
  • Wi-Fiでアプリに繋げば、スロー調理ができ、内蔵レシピも増やせます。
  • 価格帯が高めです。

「ラクラ・クッカー旨み」CY3611の特長

  • 満水容量は4.0L、調理できる容量は2.64L、6人向けのやや大きめ容量です。
  • 自分で時間や温度設定をするマニュアル調理タイプです。7調理モード(無水、低温、圧力、焼く、蒸す、煮る、炊飯)があり、保温、再加熱もできます。味染み仕上げが搭載された「レシピモード」というのもあり、角煮や肉じゃがなどの調理後、自動でゆっくり温度を下げるので味が染みます。
  • レシピブック:103レシピ
  • 比較的手頃な価格で、コストパフォーマンスに優れています。
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「クックフォーミータッチ」CY9221と「ラクラクッカー旨み」CY3611は、どちらも
・消費電力は900W。
・スチーム洗浄機能があり、鍋についた汚れや匂いをとるのに楽です。
・大きさは、幅や高さの違いはありますが、ほぼ同じくらいです。

ちがい
「クックフォーミータッチ」CY9221
・圧力調理の場合、圧力が少し高圧なので、少し早く調理できます。
・内蔵レシピ270種からタッチパネルでメニューを選ぶと、材料や手順が表示されるので、作り方を知らなくても調理できます。加圧、温度は自動コントロールなので、おまかせ調理ができます
・Wi-Fiでアプリに繋げば、スロー調理ができ、内蔵レシピも増やせます。

「ラクラ・クッカー旨み」CY3611は、
・調理容量2.64Lで、やや大きめです。 
・自分で時間や温度を設定するマニュアル調理タイプです。「味染み仕上げ」がこの製品の特長です。内蔵レシピの代わりにレシピブックが付属しています。
・コストパフォーマンスに優れています。

多機能で幅広い調理を楽しみたい方には、「クックフォーミータッチ」がおすすめです。特に、おまかせ調理スロー調理を活用したい方には向いています。
一方、マニュアル調理の方が使いやすいと思う方、コストを抑えたい方には、「ラクラクッカー旨み」が適しています。シンプルな操作で日常の調理をサポートしてくれるでしょう。

両製品の価格差は大きく、2倍以上です。選択の際は、ご自身のニーズに合わせて検討されると良いでしょう。

目次

「クックフォーミー タッチ」CY9221と「ラクラ・クッカー 旨み」CY3611 は何が違うのでしょう

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2つの製品は何が違うの?

さっそく結論ですが、「クックフォーミータッチ」CY9221「ラクラクッカー旨み」CY3611主な違いは、次の5点です。

両製品の違い
  • 調理容量
  • 調理モード
  • 圧力の種類
  • 操作
  • レシピの数

当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。

機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。

「クックフォーミータッチ」CY9221と「ラクラ・クッカー旨み」CY3611 の比較

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違いを詳しく解説するよ!

両製品の違いを一覧表にまとめました。

スクロールできます
機種「クックフォーミー タッチ」CY9221「ラクラクッカー 旨み」CY3611
外観 
Amazonで見る ホワイトのみ

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外形寸法・重さサイズ:幅32.4×奥行31.4×高さ26.8cm
本体重量:5.2kg
サイズ:幅30.7×奥行27.6×高さ28.8cm
本体重量:5.01kg
容量満水容量3.0L、調理容量2.0L 満水容量4.0L、調理容量2.64L 
調理モード内蔵レシピ270種からタッチパネルでメニューを選ぶと、材料や手順が表示される。加圧、温度は自動コントロールなので、おまかせ調理ができる。
マニュアル調理は、圧力調理、スロー調理、炒め、煮込む、蒸す、保温、再加熱、材料モード調理(分量や切り方にあわせて、あらかじめ調理時間がプログラムされている)など。 
自分で時間や温度を設定するマニュアル調理タイプ。

味染み仕上げレシピ5(カレー、角煮、スープ、ぶり大根、肉じゃが) 7調理モード(無水、低温、圧力、焼く、蒸す、煮る、炊飯) 保温、再加熱。
圧力の種類3種:低圧力(40kPa)、中圧力(70kPa)、高圧力(100kPa)2種:低圧力(40kpa)、中圧力(80kpa)
操作タッチパネル:パネルをタッチして、内蔵レシピを選ぶと、食材や手順が表示される。
無線LAN(Wi-Fi)接続:ティファールアプリと連携すると、調理状況を確認したりレシピを増やせるなどできる。
ボタン
無線LAN接続なし
レシピの数内蔵レシピ:270レシピブック:103レシピ
スチーム洗浄スチーム洗浄機能あり 鍋についた汚れや匂いをとるのに楽ですスチーム洗浄機能あり
参考価格64,000円前後27,000円前後
製品の比較 価格は2025年3月7日20時38分時点 Amazon調べ

調理容量の違い

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「クックフォーミータッチ」の調理容量は2L、一方「ラクラクッカー 旨み」は2.64Lです。
ラクラクラッカー」の方が大きいので、作り置きしたい方におすすめです。

調理モードの違い

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「クックフォーミータッチ」の調理モードは、圧力調理、スロー調理、炒め、煮込む、蒸す、保温、再加熱、材料モード調理など13種類あり、多様です。
一方「ラクラ・クッカー旨み」は、無水、低温、圧力、焼く、蒸す、煮る、炊飯) 保温、再加熱など12種類あり、こちらも多様です。

「クックフォーミータッチ」には、スロー調理機能があるので、「朝仕込めば夕方できている」のが良いと思う方におすすめです。

圧力の違い

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「クックフォーミータッチ」の圧力は3種:低圧力(40kPa)、中圧力(70kPa)、高圧力(100kPa)から選べます。
「ラクラ・クッカー旨み」の圧力は2種:低圧力(40kpa)、中圧力(80kpa)から選べます。
低圧は、葉野菜や魚の調理に、高圧は塊肉や玄米、豆の調理に向きます。

「クックフォーミータッチ」の高圧は100kPaあるので、塊肉などがより早く調理できます。

操作の違い」

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「クックフォーミータッチ」は、カラータッチパネルで操作できます。カラー写真付きのメニューを選ぶと、大きめのパネルに材料や手順が表示されるので、見やすく簡単です。
「ラクラクッカー旨み」は、ボタンで操作します。付属のレシピブックを参考にします。

レシピの数

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「クックフォーミータッチ」は、内蔵レシピが270種あり、タッチパネルで表示され、その中から選んで調理できます。
「ラクラ・クッカー旨み」 は、内蔵レシピがあるという説明はありません。付属のレシピブックには、103レシピあります。

鍋本体にレシピが表示されて、そこから選べるのが良いと思う方には、「クックフォーミータッチ」がおすすめです。

価格

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クックフォーミータッチ」と「ラクラクッカー旨み」の価格差は、2倍以上です。

どちらがおすすめか?

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あなたにおすすめの機種は…

「クックフォーミータッチ」CY9221がおすすめの方は

  • 多機能で幅広い調理を楽しみたい方
  • 操作しやすいのが良いと思う方
  • 本体でレシピを見られるのが良いと思う方におすすめです。

「ラクラクッカー旨み」CY3611がおすすめの方は

  • 調理容量が大きめが良いと思う方
  • コストパフォーマンスに優れている方が良いと思う方 におすすめです。

まとめ

ティファールの「クックフォーミー タッチ」の上位機種CY9221と「ラクラクッカー 旨み」CY3611の2製品を比較検討しました。 ご自身のライフスタイルや調理ニーズに合った電気圧力鍋を選んでみてください。

参考

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