調理家電にはいろいろありますが、なかでもミキサー系の調理家電は、スムージーやスープ、離乳食、砕氷、粉砕、調理の下ごしらえなど多用途に活躍するので、注目されています。
さらに、健康のため毎朝スムージーを飲んでいる方やジュースが大好きな方に、特に注目されているのが低速ジューサーのようです。
普通のジューサーと低速ジューサーの違いは何でしょう?
大きな違いは「搾り方」と「仕上がり」にあります。
普通のジューサーと低速ジューサーの比較とおすすめ
項目 | 普通のジューサー(遠心分離式) | 低速ジューサー(スロージューサー) |
---|---|---|
ジュースの作り方 | 高速回転で材料をすりつぶし、遠心力で分離 | 低速で圧搾し搾り出す |
栄養・酵素 | 熱と酸化の影響で一部壊れやすい | 酵素・栄養を守りやすい |
仕上がり | サラッとして軽め | 濃厚でしっかりした味わい |
スピード | 短時間で大量に作れる | 時間がかかる |
静音性 | モーター音が大きめ | 静かで作業しやすい |
価格帯 | 手頃で種類も豊富 | 高めだが高品質 |
おすすめな人 | 忙しい朝に手早く作りたい人、大量に作りたい人、コスパ重視の人 | 栄養や味の質を重視する人、健康や美容目的の人 |
つまり、スピードと手軽さを重視するなら普通のジューサーが、栄養や味の良さを重視するなら低速ジューサーがおすすめです。
この記事では、低速ジューサーのうち、パナソニックの2つの製品MJ-L600とMJ-L400を比較します。
MJ-L600とMJ-L400の発売は、どちらも同じく2018年6月です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
MJ-L600とMJ-L400の主な違いは「付属品」と「本体カラー」だけです。パナソニック公式情報によると、 仕様(性能やサイズなど)に違いはなく、異なるのは「付属品」と「本体の色」のみです。
その他の機能・性能(搾汁方式、サイズ、重さ、静音性など)は両モデルとも共通です。次に、両製品の特長を簡単に紹介します。
MJ-L600の特長

- 低速圧縮絞り方式の低速ジューサーです。
- 高速ジューサーに比べ回転数が少ないので静かめですが、時間はかかります。
- 400mlの少人数向けです。
- 付属品には「さらさらフィルター」「あらごしフィルター」「フローズンアタッチメント」「ジュースカップ」「レシピブック」「絞りかすカップ」「掃除用ブラシ」が含まれます。
- 付属「あらごしフィルター」で、とろみのある繊維分の多めのジュースができます。
- 付属「フローズンアタッチメント」で、「イチゴとヨーグルトのフローズン」など、凍った食材からフローズンスイーツがつくれます。ただし、凍った食材は半解凍してから投入します。
MJ-L400の特長

- 低速圧縮絞り方式の低速ジューサーです。
- 高速ジューサーに比べ回転数が少ないので静かめですが、時間はかかります。
- 400mlの少人数向けです。
- 付属品には「さらさらフィルター」「ジュースカップ」「レシピブック」「絞りかすカップ」「掃除用ブラシ」が含まれます。
- 「さらさらジュース」が作れます。
- 繊維分の多いとろみのあるジュース、フローズンスイーツはできません。

MJ-L600とMJ-L400は、どちらも低速圧縮絞り方式の低速ジューサーです。
一度に作れる量は400mlなので、少人数向けです。
なおこの両機種は高速ジューサーに比べて、ジュースの味は良いけど、洗う部品数の多さ、カスの取りにくさなどで、片づけが面倒と思われる方もあります。
両機種の違いは、
MJ-L600:色はグラファイトグレー。
付属品には「さらさらフィルター」「あらごしフィルター」「フローズンアタッチメント」「ジュースカップ」「レシピブック」「絞りかすカップ」「掃除用ブラシ」が含まれます。
繊維分多めのジュースが作れます。
フローズンスイーツが作れます。
MJ-L400:色はメタリックレッド。
付属品は「さらさらフィルター」「ジュースカップ」「レシピブック」「絞りかすカップ」「掃除用ブラシ」は付属。
フローズンアタッチメントやあらごしフィルターは付属しません。作れるのは、さらさらジュースだけです。
MJ-L600とMJ-L400は何が違うのでしょう



2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、MJ-L600とMJ-L400の主な違いは、次の2点です。
- 本体カラー
- 付属品
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
MJ-L600とMJ-L400の比較



違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | MJ-L600 | MJ-L400 |
---|---|---|
外観 | ![]() ![]() Amazonで見る | ![]() ![]() Amazonで見る |
本体サイズ、重さとジュースカップの容量 | 17.6奥行き x 18.5幅 x 43.2高さ cm 4kg 400ml | 同じ |
作れるジュース | さらさらジュース、繊維分多めのジュース、フローズンスイーツ | さらさらジュース |
付属品 | 「さらさらフィルター」「あらごしフィルター」「フローズンアタッチメント」「ジュースカップ」「レシピブック」「絞りかすカップ」「掃除用ブラシ」フィル付き | ほぼ同じだが 「あらごしフィルター」「フローズンアタッチメント」はない |
本体カラー | グラファイトグレー | メタリックレッド |
食洗機対応 | 対応 | 対応 |
参考価格 | 2,4000円前後 | 2,3000円前後 |
本体カラー



MJ-L600の色はグラファイトグレー。落ち着いた色です。
MJ-L400の色はメタリックレッド。キッチンのアクセントになりそうです。
付属品



MJ-L600には「さらさらフィルター」「あらごしフィルター」「フローズンアタッチメント」「ジュースカップ」「レシピブック」「絞りかすカップ」「掃除用ブラシ」が含まれます。
MJ-L400にはさらさらフィルター」「ジュースカップ」「レシピブック」「絞りかすカップ」「掃除用ブラシ」のみで、フローズンアタッチメントやあらごしフィルターは付属しません。
価格



両製品の価格差は1,000円ほどなので、本体カラーの黒が嫌でなければ、付属品の多いMJ-L600が良いかもしれません。
どちらがおすすめか?



あなたにおすすめの機種は…
MJ-L600がおすすめの方は
- 冷凍フルーツやアイスなど、スイーツ感覚で使いたい方
- 果肉の食感を楽しみたい方(あらごしフィルター対応)
- レシピの幅や付属品の充実さを重視する方 におすすめです。


MJ-L400がおすすめの方は
- シンプルな構成で価格を抑えたい方
- 基本的なジュースを楽しみたい方
- キッチンにアクセントになるようなカラーをお求めの方 におすすめです。


まとめ
MJ-L600とMJ-L400は、基本性能(低速圧縮絞り方式、45回転/分、サイズ・消費電力など)でほぼ差がなく、どちらもコールドプレスジュースをしっかり作れるモデルです。「違う」のは主に色と付属品です。MJ-L600はあらごしフィルターやフローズンアタッチメントなどが含まれており、アイスやとろみあるジュース、ポタージュやドレッシングなど幅広い使い方をしたい人にぴったり。一方、MJ-L400はシンプルに基本のジュースを作る用途に十分な仕様で、価格を抑えたい人や「まずはコールドプレスを試してみたい」という人におすすめです。