CY353AとCY3511の2つの違い(ティファール 電気圧力鍋 3L「ラクラ・クッカー コンパクト」)

電気圧力鍋は、圧力鍋と炊飯器、調理鍋の機能を備えているので、新生活を始めるときに便利な家電かもしれません。

この記事では、人気のティファールの電気圧力鍋「ラクラ・クッカー」シリーズのうち、CY353AとCY3511を比較します。どちらも3Lで、2~4人分の製品です。3Lとはいえ、調理可能な量は最大2Lなので小さいです。少人数で使うとしても、作り置きをしたい方はもっと大容量鍋を選ぶと良いでしょう。また、レシピブックが付いていますが、自分で時間や温度設定を行うマニュアル調理なので、調理に不慣れの方はレシピ内蔵タイプの方が良いかもしれません。

「ラクラ・クッカー プラス コンパクト アイボリー CY353A」の発売は2022年9月、「ラクラ・クッカー コンパクト ホワイト CY3511」の発売は2020年4月で、プラス コンパクトCY353Aの方が新しいです。どちらも多機能で便利な電気圧力鍋ですが、いくつかの違いがあります。 

ところで、ティファールの電気圧力鍋にはスロー調理、低温調理、圧力調理などの調理法がありますが、この違いはなんでしょう?

スロー調理とは

電気圧力鍋のスロー調理(スロークッキング)とは、圧力をかけずに低温で長時間かけて食材を調理する機能です。具体的には、75℃〜90℃程度の温度を一定に保ちながら、数時間かけてじっくりと加熱します。煮込み料理やスープ、ローストビーフ、サラダチキンなどの調理に適しています。また、火を使わないため安全で、調理中に他の作業を行うことができ、「ほったらかし」できる点もメリットです。(マニュアル設定が必要で、ユーザーが調理時間と温度を手動で設定します。)

低温調理とは

食材を比較的低い温度で長時間加熱することで、肉や魚を柔らかくジューシーに仕上げる調理法です。具体的には、60℃から90℃の範囲で温度を設定し、一定の温度で加熱します。この方法は、食材の中心部まで均一に火を通し、旨味を閉じ込めるのに適しています。(マニュアル設定が必要で、ユーザーが調理時間と温度を手動で設定します。)

圧力調理とは

電気圧力鍋の圧力調理機能は、鍋内の圧力を高めて100℃以上の高温で調理を行い、短時間で仕上げることが特徴です。調理時間を短縮したい場合や、硬い食材を柔らかくしたい場合には圧力調理が適しています。

なお、両製品の加圧70kPaは約0.69気圧に相当し、鍋内の温度は約114℃程度にまで上がります。一般的な圧力鍋の圧力は、低圧で約80kPa(約1.8気圧、115℃程度)、高圧で約140kPa(約2.4気圧、126℃程度)です。したがって、70kPaはこれらと比較して低い圧力です。一般的な圧力鍋を使い慣れている方には違和感があるかもしれません。

スロー調理と低温調理の違いは、メーカーの説明では分かりにくいです。なお、この記事の両製品は、どちらも低温調理だけです。スロー調理機能は、クックフォーミーの一部の製品に搭載されています。

この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?

まず、両製品の特長を簡単に紹介します。

プラス コンパクトCY353Aの特長

  • 電気圧力鍋、満水容量3.0L、調理容量2.0L、2~4人向けの小さめ容量です。炊飯は4合まで。
  • 調理の種類:1台16役として、8つの調理モード、4種類の炊飯モード、4つのレシピモードがあります。特にベイク機能、もち米、お粥の炊飯機能など、多様な機能があります。自分で時間や温度設定をするマニュアル調理タイプですが、レシピブック(105レシピ)も付いています。
  • スチーム洗浄機能があり、鍋についた汚れや匂いをとるのに楽です。
  • 価格帯がやや高めの設定です。
  • 保証期間1年

コンパクトCY3511の特長

  • 満水容量は3.0Lですが、調理できる容量は2L、2~4人向けの小さめ容量です。炊飯は4合まで。
  • 調理の種類:1台12役として、7つの調理モード、2種類の炊飯モード、3つのレシピモードなど多様な調理ができます。マニュアル調理タイプですが、レシピブック(80レシピ)も付いてます。
  • 比較的手頃な価格で、コストパフォーマンスに優れています。
  • 保証期間1年
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プラスコンパクトCY353AとコンパクトCY3511は、どちらも
・総容量3.0リットル、調理容量は2.0リットルで、2〜4人分の小さめ容量です。
・両製品の大きさ、重さが同じです。
・調理モードは、圧力調理、無水調理、低温、発酵調理など多様な機能があります。
・自分で時間や温度設定をするマニュアル設定タイプです。

ちがいもあります。
プラスコンパクトCY353Aは、
・調理の種類が多く、特にベイク機能でパンやケーキが焼け、もち米、お粥の炊飯機能などもあります。
・スチーム洗浄機能があり、鍋についた汚れや匂いをとるのに楽です。

コンパクトCY3511は、
コストパフォーマンスに優れています。

多機能で幅広い調理を楽しみたい方や、お手入れの手間を省きたい方には、CY353Aがおすすめです。特に、炊飯やパン・ケーキ作り、スチーム洗浄機能を活用したい方には最適です。
一方、基本的な調理機能で十分と考え、コストを抑えたい方には、CY3511が適しています。シンプルな操作で日常の調理をサポートしてくれるでしょう。

両製品の価格差が少ないので、選択の際は、ご自身のニーズに合わせて検討されると良いでしょう。

目次

プラス コンパクトCY353AとコンパクトCY3511は何が違うのでしょう

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2つの製品は何が違うの?

さっそく結論ですが、プラス コンパクトCY353AとコンパクトCY3511の主な違いは、次の2点です。

両製品の違い
  • 調理機能の違い
  • スチーム洗浄機能の有無

当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。

機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。

プラス コンパクトCY353AとコンパクトCY3511の比較

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違いを詳しく解説するよ!

両製品の違いを一覧表にまとめました。

スクロールできます
機種 プラス コンパクトCY353AコンパクトCY3511
外観 
Amazonで見る アイボリーのみ

Amazonで見る ホワイトのみ
外形寸法・重さ幅26×奥行28.5×高さ28.3cm
本体重量:4.18kg
幅26×奥行28.5×高さ28.3cm
本体重量:4.18kg
容量満水容量3.0L、調理容量2.0L 炊飯:最大4合満水容量3.0L、調理容量2.0L 炊飯:最大4合
消費電力700W700W
調理機能の種類1台16役(8つの調理モード:圧力調理・蒸す・煮る・炒める・低温調理・無水・発酵・ベイク、4種類の炊飯モード:白米・玄米・もち米、お粥、4つのレシピモード:カレー・角煮・豆類・なべ)1台12役(7つの調理モード:圧力調理・蒸す・煮る・炒める・低温調理・無水・発酵、2種類の炊飯モード:白米・玄米、3つのレシピモード:カレー・角煮・肉じゃが)、
レシピレシピブック:105レシピレシピブック:80レシピ
スチーム洗浄スチーム洗浄機能あり 鍋についた汚れや匂いをとるのに楽ですなし
参考価格19,000円前後18,000円前後
製品の比較 価格は2025年3月2日19時40分時点 Amazon調べ

調理機能の違い

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プラス コンパクトCY353Aは、調理の種類が多く、特にベイク機能でパンやケーキが焼け、もち米、お粥の炊飯機能などもあります。

スチーム機能の有無

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プラス コンパクトCY353Aには、スチーム洗浄機能があり、鍋についた汚れや匂いをとるのに楽です。
コンパクトCY3511のは、この機能はありません。

価格

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両製品の価格差は、少ないです。

どちらがおすすめか?

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あなたにおすすめの機種は…

プラス コンパクトCY353Aがおすすめの方は

  • 多機能で幅広い調理を楽しみたい方や、お手入れの手間を省きたい方には、CY353Aがおすすめです。特に、炊飯やパン・ケーキ作り、スチーム洗浄機能を活用したい方には最適です。

コンパクトCY3511がおすすめの方は

  • 基本的な調理機能で十分と考え、コストパフォーマンスに優れている製品が良いと思う方におすすめです。

まとめ

ティファールの3L電気圧力鍋ラクラ・クッカープラス コンパクトCY353AとコンパクトCY3511 の2製品を比較検討しました。 価格差が少ないので、ご自身のニーズに合わせて検討されると良いでしょう。

参考

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