家庭用プリンターのメーカーは、キャノン、ブラザー、エプソンなどが有名ですが、
この記事では、ブラザープリンターA4インクジェット複合機のうち、DCP-J4143NとDCP-J528Nの2つの製品を比較検討します。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
両製品の特長を簡単に紹介します。
DCP-J4143Nの特長
- 顔料インクでにじみにくい大容量インクのモデル
- 文書印刷向き
- カラープリント、コピー、スキャンができる
- タッチパネル液晶2.7型で操作
- 前面給紙(1段)手差しトレイ(1枚)
- ADF(自動原稿送り装置)20枚
- 自動両面プリント
- インク色数:4色顔料インク 独立インク
- 印刷対応用紙サイズ:L判~A4
- A4文書印刷時(1枚あたり)のインクコスト:カラー:カラー約4.1円/モノクロ約0.8円
- 接続:USBケーブル、無線/有線LAN、Wi-Fi Direct対応、ダイレクトプリント:USBメモリー対応、スマホ/タブレット接続
DCP-J528N の特長
- 標準的な機能を備えたシンプルモデル
- カラープリント、コピー、スキャンができる
- タッチパネル液晶:2.7型で操作
- 前面2段給紙
- 自動両面プリント
- インク色数:4色(顔料黒、染料3色)独立インク
- A4文書印刷時(1枚あたり)のインクコスト:カラー約9.9円/モノクロ約3.0円
- 接続:USBケーブル、無線LAN、Wi-Fi Direct対応、ダイレクトプリントはメモリーカード対応、スマホ/タブレット接続
DCP-J4143NとDCP-J528N は何が違うのでしょう?
2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、DCP-J4143NとDCP-J528Nの主な違いは、次の4点です。
- 全体の大きさと重さ
- 給紙とADF装置
- インクの種類
- インクコスト
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
DCP-J4143NとDCP-J528Nの比較
違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | DCP-J4143N | DCP-J528N |
---|---|---|
外観 | Amazonで見る | Amazonで見る |
全体の大きさと重さ | 幅43.5×奥行き34.3×高さ18.0cm 約8.8kg | 幅40.0×奥行き34.3×高さ15.1cm、 約6.8kg |
機能 | カラープリント、コピー、スキャンができる | カラープリント、コピー、スキャンができる |
操作部 | 前面のタッチパネル液晶2.7型で操作 | 前面のタッチパネル液晶2.7型で操作 |
給紙とADF | 前面給紙トレイ(1段)、手差しトレイ(1枚) 用紙トレイ:最大 150枚/排紙トレイ:最大100 枚(普通紙) ADF(自動原稿送り装置):最大20枚までまとめてコピー、スキャンできる | 前面給紙トレイ(1段)、背面手差しトレイ(1枚) 用紙トレイ:最大100枚/排紙トレイ:最大50枚(普通紙) |
両面印刷 | 自動両面プリント対応 | 自動両面プリント対応 |
インクの種類 | 4色顔料インク 独立インク | 4色ハイブリット(顔料黒、染料3色)独立インク |
A4文書印刷時(1枚あたり)のインクコスト | カラー:約4.1円/モノクロ:約0.8円 | カラー:約9.9円/モノクロ:約3.0円 |
L判フチなし写真1枚のインク用紙コスト | 約12.5円 | 23.1円 |
印刷スピード | L判フチなし:約14秒/枚 A4カラー普通紙:約19ipm A4モノクロ普通紙:約20ipm | L判フチなし:約14秒/枚 A4カラー普通紙:約19ipm A4モノクロ普通紙:約20ipm |
印刷対応用紙サイズ | L判~A4 | L判~A4 |
接続 | USB、無線/有線LAN Wi-Fi Direct対応、 ダイレクトプリント:メモリーカード/USBメモリー対応 スマホ/タブレット接続 | USB、無線/有線LAN Wi-Fi Direct対応、 ダイレクトプリント:メモリーカード/USBメモリー対応 スマホ/タブレット接続 |
参考価格 | 32,000円前後 | 15,000円前後 |
違いを解説するよ!
全体の大きさと重さ
DCP-J4143Nの方がDCP-J528Nより幅と高さが大きく、重さも2kg重いです。
DCP-J4143Nの方が、大きく重いです。家庭用としては大型の方です。
給紙枚数とADF
DCP-J4143Nの給排紙トレイは、DCP-J528Nの給排紙トレイの枚数より多く入ります。
さらにADF(自動原稿送り装置)もついており、最大20枚までまとめてスキャンできます。
DCP-J4143Nは、給紙、排紙トレイともにとDCP-J528Nよりたくさん入り、たくさん印刷する場合に便利です。
また、ADF装置があるDCP1413Nは、コピーやスキャンを一度に多くする場合には大変便利です。
インクの種類
DCP-J4143Nのインクは、4色とも顔料インクです。顔料インクは、文字や図形がくっきりと印刷され、すぐ乾き、湿気や光にも強いので、長期保存に向きます。ビジネス文書やグラフの印刷に適していると言われます。
DCP-J528Nのインクは、黒が顔料インク、赤青黄色は染料インクのハイブリットです。染料インクは、顔料インクより鮮やかで透明感があり、写真印刷に向いていると言われます。
DCP-J4143Nは全色顔料インクで、ビジネス文書に向くといわれます。
DCP-J528Nはハイブリットインクで、写真印刷に向くと言われます。
インクコスト
DCP-J4143Nは、文書印刷、写真印刷ともに、DCP-J528Nよりかなり安く印刷できます。大量印刷するのに向いています。
価格
DCP-J4143Nの価格は、DCP-J528Nの倍の価格です。
DCP-J4143Nは、DCP-J528Nの倍の価格ですが、ADF機能やインクコストが安いなど大量印刷に便利な特徴があります。
大量に印刷をしたい場合に、DCP-J4143Nを検討してみるのも良いでしょう。
どちらがおすすめか?
あなたにおすすめの機種は…
DCP-J4143Nがおすすめの方は
- 印刷したものを長期間保存したいので、顔料インクが良いと思う方
- 大量に印刷したいので、インクコストが安い方が良いと思う方
- ADF装置がついている方が良い方 にお勧めです。
DCP-J528Nがおすすめの方は
- 標準的な機能を備えた機種であれば良いという方
- コンパクトで軽い方が良いと思う方 にお勧めです。
まとめ
ブラザープリンターA4インクジェット複合機のうち、DCP-J4143NとDCP-J528N の2つの製品を比較検討しました。