近年の電子レンジは、単機能電子レンジよりオーブンレンジが主流になっており、温めだけの機種は各メーカーともに少ないです。温めと解凍だけの機能が欲しい人も少なくないと思うのですが。
この記事では、電子レンジ単機能の製品のうち、日立のHMR-FT19AとHMR-MF22Aの二つの製品を比較検討します。どちらもフラットテーブルです。
両製品の発売日は、HMR-FT19Aが2022年10月、HMR-MF22Aは半年後の2023年4月です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
HMR-FT19Aの特長
- 庫内の幅は28.5cmあり、容量は19L。フラット庫内。
- オート調理は、最大800Wの出力で早い。
- 普段よく使うオート調理は、温め、解凍と飲み物・牛乳の3種類のボタンで簡単。 仕上がり具合は、強・中・弱の好みの温かさを選べる。
- 手動設定は、ボタンでレンジ出力切り替えと時間設定ができて、扱いやすい。
- 温め時のセンサーは湿度センサーで、蒸気の出具合により温め時間を調節する。
- 出力と時間設定は、LED表示で見やすい。
- 扉は横開き
- ヘルツフリー:全国で使える
HMR-MF22Aの特長
- 外形の大きさは、HMR-FT19Aより全体的に一回り大きい。フラット庫内。
- 庫内有効寸法は、幅31.1×奥行34.1×高さ22.5cmで、容量22LとHMR-FT19Aより広く、出し入れが楽。
- オート温めの機能はなく、センサーもない。
- 手動設定ボタンで、レンジ出力切り替えと時間を自分で設定して温める。
- 出力と時間設定は、LED表示で見やすい。
- 扉は横開き
- ヘルツフリー:全国で使えるが、520W/650W(50Hz/60Hz)と出力に差がある。
HMR-FT19AとHMR-MF22Aは何が違うのでしょう
2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、HMR-FT19AとHMR-MF22Aの主な違いは、次の5点です。
- 大きさと重さ
- 最大出力
- オート温め機能とセンサー
- 仕上がり温度調節
- 周波数対応の差
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
HMR-FT19AとHMR-MF22Aの比較
違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | HMR-FT19A | HMR-MF22A |
---|---|---|
外観 | Amazonで見る | Amazonで見る |
外形寸法、庫内寸法と重さ | 外形寸法:幅46.9×奥行34.7×高さ29.6cm 庫内有効寸法:幅28.5×奥行31.6×高さ20.7cm 19L容量 重さ:10.28kg | 外形寸法:幅49.5×奥行36.3×高さ30.3cm 庫内有効寸法:幅31.1×奥行34.1×高さ22.5cm 22L容量 重さ:13kg |
最大自動出力 | 800W | ー |
加熱の際のセンサー | 湿度センサー | 無 |
オート温め機能 | あり 温め、解凍と飲み物・牛乳の3種類 | 無 |
仕上がり温度調節 | 仕上がり具合は、強・中・弱の好みの温かさから選べる。 | 選べない 手動で調節 |
手動で設定できる出力 | 100〜600w | 100~520Wまたは650W |
周波数対応の差 | 全国で使える 周波数による出力の違いはない | 全国で使えるが、520W/650W(50Hz/60Hz)と出力に差がある |
保証期間 | 1年間 | 1年間 |
参考価格 | 16,000円前後 | 15,000円前後 |
違いを解説するよ!
全体の大きさ
HMR-FT19Aの19LよりHMR-MF22Aの22Lの方が、容量が大きいです。そのため、外形寸法、庫内寸法、重さともに、大きく重いです。
大きい方が良いと思う方は、HMR-MF22Aの方が庫内が広いです。
最大出力
HMR-FT19Aの最大自動出力は800Wなので、オート温めでは少し早く温まります。
HMR-MF22Aは、オート温めはありませんが、手動温めの最大出力は、600W前後です。
オート温め機能とセンサー
HMR-FT19Aには、温め、解凍と飲み物・牛乳の3種類のオート温め機能があり、湿度センサーにより温めすぎを調節します。
HMR-MF22Aには、オート温め機能もセンサーもありません。温め、解凍は手動で設定します。
簡単な自動温め機能は、ある方が便利かもしれません。
仕上がり温度調節
HMR-FT19Aは、強・中・弱の好みの温かさから選べます。
HMR-MF22Aは、仕上がり温度を選べないので、手動で温め時間を増減するなどで調節します。
周波数対応の差
HMR-FT19Aは、ヘルツフリーなので、全国で使えます。周波数による出力の違いはないようです。
HMR-MF22Aも、同じくヘルツフリーですが、関東など50Hzの地域では520W、 中部以西の60Hzの地域では650Wで、差があります。
50Hz地域では、温めに少し時間がかかるかもしれません。
価格
HMR-FT19AとHMR-MF22Aの価格差は少ないです。
機能面での差があるので、価格より機能面で選ぶと良さそうです。
どちらがおすすめか?
あなたにおすすめの機種は…
HMR-FT19Aがおすすめの方は
- オート調理機能があり、センサーで温めの調節をするのが良いと思う方
- オートでの温めの時、やや早い方が良いと思う方
- 温めの仕上がりが簡単に選べる方が良いと思う方
- 50Hz地域で使う時、出力が落ちない方が良いと思う方に、お勧めです。
HMR-MF22Aがおすすめの方は
- ブラックのデザインが良いと思う方
- 庫内が広めの製品が良いと思う方に、お勧めです。
まとめ
HMR-FT19AとHMR-MF22Aの電子レンジ単機能の2つを比較検討しました。
HMR-FT19Aは、少し古い機種ですが、使いやすく温める時の調節もできます。
HMR-MF22Aは、手動で設定して温める機種で、かなりシンプルです。
価格差が少ないので、使いやすいHMR-FT19Aの方がお勧めです。