タイガー魔法瓶の炊飯器は、「ご泡火(ごほうび)炊き」シリーズが人気で、上位3モデルは土鍋を使って炊飯する製品です。
大火力によってお米の甘みと旨みを引き出し、土鍋ならではの細かい泡立ちで炊きあげることでごはんの粒立ちをよくする炊飯技術
この記事では、JRI-A100とJPV-G100の炊飯器を比較します。JRI-A100は「ご泡火炊き」のエントリーモデルですが、土鍋は使いません。 JPV-G100は「炊きたて」モデルで、土鍋に近いことを目指すモデルです。どちらもそれなりに高品質な機種です。
また、JRI-A100は2024年6月の発売、 JPV-G100は1年早く、2023年7月の発売です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
JRI-A100の特長

- ご泡火炊き:圧力IH+多段階圧力、5.5合炊き 130℃の高火力と圧力コントロールで、お米の旨みをひき出す。
- 「遠赤9層釜(3mm)」を採用しており、9層構造で遠赤外線効果によりお米を均一に加熱します。
- 白米炊きわけ3種類など、多彩な炊飯メニューを搭載しています。
- 調理メニュー(材料を入れて炊くだけ)があり、肉じゃが、麻婆豆腐、炊き込み中華おこわ、豚角煮などのメニューがあります。
- 保温24時間:蒸気センサーにより温度調整を行い、黄ばみや乾燥を抑えます。
- 保証期間:本体1年、内なべコーティング3年保証
- 高機能のため、やや高価格です。
JPV-G100の特長

- 圧力IH 5.5合炊き
- 内なべ外側の土鍋粉末のコーティング量を増量し、遠赤効果を高めることで、甘みを閉じ込めてふっくらとしたごはんを炊きあげます。
- 白米炊き分け機能はありませんが、「少量旨火炊き」や「冷凍ご飯」などの機能は備えています。
- 調理メニュー(材料を入れて炊くだけ)があり、肉じゃが、麻婆豆腐、炊き込み中華おこわ、豚角煮などのメニューがあります。「無水調理」メニューもあります。
- 粒立ち保温:24時間 蒸気センサーにより温度調整を行い、黄ばみや乾燥を抑えます。
- 保証期間本体1年、内なべコーティング3年保証

JRI-A100とJPV-G100はどちらも
・圧力IH、5.5合炊きです。
・炊飯メニューは、ほぼ同じです。
・材料を入れて炊くだけの「調理メニュー」は、ほぼ同じです。
・保温時間24時間で、保温の仕組みも同じです。
両機種の違いは
JRI-A100が、
・【ご泡火炊き】圧力IHに加え、多段階圧力、やや高い火力で炊飯します。
・内なべが9層構造でやや厚いです。
・白米炊き分けが3種類あります。
・炊飯メニューに、「玄米GABA]があります。
JPV-G100が、
・重さは同じですが、奥行きが8cm近く大きいです。
・白米炊き分けはできませんが、炊飯メニューに「お弁当」メニューがあります。
・調理メニューに「無水メニュー」があります。
両機種は、どちらも甘くふっくらとしたご飯を炊くといいますが、
JRI-A100は、高火力と9層特厚釜による「ふっくら均一な炊き上がり」と「白米炊き分け機能」が魅力です。
一方、JPV-G100は、基本機能は備えていながら、やや低い価格帯であるのが魅力です。
選択の際は、ご自身のニーズや予算に合わせて検討されると良いでしょう。
JRI-A100とJPV-G100は何が違うのでしょう



2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、JRI-A100と JPV-G100の主な違いは、次の5点です。
- 外形寸法
- 炊飯温度
- 内なべ
- 炊き分け
- 炊飯メニュー
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
JRI-A100とJPV-G100の比較



違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | JRI-A100 | JPV-G100 |
---|---|---|
外観 | ![]() ![]() Amazonで見る | ![]() ![]() Amazonで見る |
外形寸法・重さ・色・容量 | 30.2奥行き x 25.1幅 x 21.6高さ cm 5.5kg 黒と白 5.5合 | 38奥行き x 25.7幅 x 21.4高さ cm 5.5kg 黒と白 5.5合 |
定格消費電力 | 1210W | 1100W |
加熱方式 | 130℃ の高火力 圧力IH 、釜包IH 多段階圧力 | 約106℃の高火力と遠赤効果 圧力IH |
内鍋 | 遠赤9層土鍋コート釜 なべ厚約3mm | 遠赤5層土鍋コート釜 なべ厚約2mm |
炊き方・炊き分け | 白米炊き分け:3段階(もちもち、しゃっきりなど) | なし |
炊飯メニュー | エコ炊き、極うま、少量旨み炊き、少量高速、冷凍ご飯、炊き込み・炊き込みおこげ、おかゆ、玄米、雑穀、麦飯、玄米GABA、無洗米 調理メニュー(材料を入れて炊くだけ):肉じゃが、麻婆豆腐、炊き込み中華おこわ、豚角煮など | エコ炊き、極うま、少量旨み炊き、少量高速、冷凍ご飯、炊き込み・炊き込みおこげ、おかゆ、玄米、雑穀、麦飯、無洗米、お弁当 調理メニュー(クイック調理、スロー調理、無水調理): 無水肉じゃが、麻婆豆腐、炊き込み中華おこわ、豚角煮など |
保温 | 粒立ち保温 24時間 | 粒立ち保温 24時間 |
表示部 | 大型クリア液晶(ブライトグレー) | 大型クリア液晶(ブライトグレー) |
保証期間 | 本体1年間保証 内面コーティング3年保証 | 本体1年間保証 内面コーティング3年保証 |
参考価格 | 51,000円前後 | 30,000円前後 |
外形寸法



JPV-G100とJRI-A100は、重さは同じですが、JPV-G100の方が奥行きが8cm近く大きいです。
炊飯温度



JRI-A100の炊飯温度は、130℃で、高い方です。
一方、JPV-G100は、106℃で、やや低いです。この機種では、大火力が決め手のようです。
内なべ



どちらも土鍋コートなべですが、JRI-A100の内なべは9層、
JPV-G100の内なべは5層、JRI-A100の方が1mm厚めです。
お米の炊き分け



JRI-A100の炊き分けの種類は、白米のみを「しゃっきり、標準、もっちり」の3段階に調節できます。
JPV-G100には、白米の炊き分け機能はありません。
炊飯メニュー



炊飯メニューは、どちらもほぼ同じ種類があります。
しかし、
JRI-A100には、玄米GABAに対応してます。
一方、JPV-G100には、お弁当メニューがあります。
価格



JRI-A100は、50,000円超えです。
一方、JPV-G100は、型落ちのためもあり、30,000円前後です。価格差は大きですので、ご自身のニーズや予算に合わせて検討されると良いでしょう。
どちらがおすすめか?。



あなたにおすすめの機種は…
JRI-A100がおすすめの方は
- 「ご泡火炊き」を試してみたい方 にお勧めです。


JPV-G100がおすすめの方は
- 炊飯能力がそれなりにあるなら、価格が安い方が良いと思う方 にお勧めです。


まとめ
タイガー魔法瓶炊飯器の「ご泡火(ごほうび)炊き」と「炊き立て」の2機種を比較検討しました。