テレビ番組で紹介されてから注目を集めている携帯浄水器ですが、携帯浄水器には主に3つのタイプがあります。
主にストロータイプ、ボトルタイプ、ポンプタイプの3種類があり、それぞれ特徴も価格帯も違います。
どのタイプを選ぶかは、アウトドアに、災害時の備えに、海外旅行に、など使う場面によって選ぶと良さそうです。
この記事で取り上げるボトルタイプは、ボトルに水を詰めて強く握ると圧力によって水がフィルター孔を通過して除去される構造なので、使い方は簡単です。
ただし、どの携帯浄水器も、川や湖、風呂水などの比較的きれいな水の浄水用です。
ですから海水(塩水)、コーヒーや紅茶、酒類など水に溶け込んだものを濾過するのには向きません。
さてこの記事では、ボトルタイプの二つの製品、
ライフセーバーボトル4000UFとセイシェルサバイバルプラスを取り上げます。
両製品は、濾過フィルターの性能が比較的高く、災害用にも使えそうな製品です。
まず、2つの製品の特徴をサクッとご紹介します
ライフセーバーボトル4000UFの特徴
- 超濾過(UF)技術により、ウイルス、細菌などの微生物をほぼ除去できる(テストデータはこちら)
- 容量: 750mL
- アウトドア、災害用
- 頑丈な製品で、軽くはない
- 濾過フィルターの取り扱いに注意が必要
セイシェル サバイバルプラスの特徴
- ココナッツ活性炭を主とする濾過フィルター(フィルター説明はこちら)により、化学物質や細菌などの不純物、放射性物質セシウムまで、ほぼ除去できる(各種テストデータはこちら)
- 容量: 600mL
- アウトド、災害用
- 取り扱いが楽
この2つの製品の各機能を比較し、どちらがお勧めか、検討します。
何が違うのでしょう?
さっそく結論ですが、この二つの製品の主な機能の違いは、次の4点です。
- 全体のサイズ
- 濾過できる水量
- 濾過フィルターの性能
- フィルター交換と取り扱い
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか、比較検討します。
ライフセーバーとセイシェルの4つの違い
違いを詳しく解説するよ!
ライフセーバーとセイシェルの製品特徴と違いを一覧表にまとめました。
ライフセーバーとセイシェルの比較表
製品名 | ライフセーバー | セイシェル |
---|---|---|
外観 | Amazon | Amazon |
全体のサイズと重さ | 全体のサイズ:直径9cm×高30cm ボトル容量: 750mL 重さ:635g 地震・台風等の災害を想定して、頑丈な設計 | 全体のサイズ:直径8cm×高22.8cm 手持ちによい ボトル容量(約):600mL 重さ(約):129g 材質:ポリエチレンなど |
濾過できる速さと水量 | 濾過できる量: 最大4,000Lの水を濾過 濾過の速さ: 最大2リットル/分で濾過 1日に3L濾過して3年7ヶ月使える (取り扱い説明書はこちら) | 濾過できる量:380L 1日に1L濾過して約1年使える |
濾過フィルターと性能 | 超濾過(UF)技術 (UF技術の説明はこちら M-hub) ウイルス、細菌などの微生物をほぼ除去 (テストデータはこちら) | ココナッツ活性炭を主とするフィルター (フィルターの説明はこちら) 化学物質やバクテリアなどの不純物、放射性物質セシウムまで、ほぼ除去 (テストデータはこちら) |
フィルター交換、取り扱い | 未使用で3年保管できる フィルター交換時期がくると、自動で濾過しなくなる 使い始めと使用中の取り扱いに注意が必要 (メンテナンス方法はこちら) | 未使用で15年保管できる 使用後は浄水で洗い、乾燥させて保存 |
参考価格 | 26,000円前後 | 9,000円前後 |
順番に詳しく解説していくよ!
全体のサイズと重さ
ライフセーバーは、サイズは直径9cm、高さ30cmで、手持ちにはやや大きめ、635gと重いです。
しかし、ボトル容量は750mLあり、頑丈な製品です。
セイシェルは、ポリエチレン製の129g、手持ちサイズです。ボトル容量は600mlとやや小さめです。
ライフセーバーは、ボトル容量が大きく、重く頑丈です。
セイシェルは、手持ちサイズで軽いです。
濾過できる水量
製品名 | ライフセーバー | セイシェル |
濾過できる水量 | 4,000L | 380L |
濾過カートリッジ1本で濾過できる水量です。
ライフセーバーは4,000L濾過でき、1日に3L濾過して3年7ヶ月使えるそうです。
セイシェルは380L濾過でき、1日に1L濾過して約1年使えるそうです。
しかし、濾過する水質によって、濾過できる水量はかなり変わりますから、一応の目安とあります。
ライフセーバーは4,000L濾過でき、セイシェルの10倍濾過できます。
濾過フィルターと性能
製品名 | ライフセーバー | セイシェル |
性能 | 濾過フィルターと超濾過(UF)技術 (UF技術の説明はこちら M-hub) ウイルス、細菌などの微生物をほぼ除去 (テストデータはこちら) | ココナッツ活性炭を主とするフィルター (フィルターの説明はこちら) 化学物質やバクテリアなどの不純物、放射性物質セシウムまで、ほぼ除去 (テストデータはこちら) |
両製品とも、濾過フィルターの性能は良い方で、水質検査結果が公表されています。
ライフセーバーは、微生物除去、特にウィルス除去を特徴としています。オプションの活性炭フィルターをつけると、塩素や重金属、殺虫剤なども減らせるそうです。
セイシェルは、化学物質や不純物、セシウムまで除去できる、とあります。
ライフセーバーは、微生物除去、特にウィルス除去を特徴としています。
セイシェルは、化学物質や不純物、セシウムまで除去できるとあります。
フィルター交換、取り扱い
ライフセーバーは、フィルター交換時期がくると自動で止まるので、分かりやすいです。ただし、濾過膜が繊細なので、使う前に数回水を通して洗うことや、使用中はボトル内部の水を2~3cmは残しておくことなど、取り扱いに注意が必要です。(取り扱い説明書はこちら)
セイシェルは、フィルターが詰まるまで使えるとありますが、フィルター交換時期は、濾過した量や期間で判断することになります。取り扱いは比較的楽で、使った後はきれいな水で洗い、しっかり乾燥させた上で保管できます。
ライフセーバーは、フィルター交換時期は分かりやすいです。
ただし、取り扱いに注意が必要です。
セイシェルは、フィルタ交換時期は分かりにくいですが、取り扱いは比較的楽です。
セイシェル交換用フィルターはこちら
4,900円前後 2024年7月10日11時38分時点 Amazon調べ
価格
製品名 | ライフセーバー | セイシェル |
価格 | 26,000円前後 | 9,000円前後 |
ライフセーバーは高価で、セイシェルの3倍近いです。
ライフセーバーの方が高価です。
違いを簡単に言えば
ライフセイーバーは、ウイルス、細菌などの微生物をほぼ除去できることです。
セイシェルは、化学物質やバクテリアなどの不純物、放射性物質セシウムまで、ほぼ除去できることです。
取り扱いは、セイシェルの方が楽です。
ライフセイーバーは、ウイルスなどの微生物をほぼ除去できることです。
セイシェルは、化学物質やバクテリアなどの不純物、放射性物質セシウムまで、ほぼ除去できることです。
取り扱いは、セイシェルの方が楽です。
どちらがおすすめか?
ライフセーバーがおすすめの方
- ウィルスまで除去したい
- 濾過できる水量が多い方がよい
- 頑丈なボトルがよい
という方におすすめです。
セイシェルがおすすめの方
- 軽く手持ちしやすいサイズがよい
- 化学物質や細菌だけでなくセシウムまで除去できる方がよい
- 安価な方がよい
- 取り扱いが楽な方がよい
という方におすすめです。
まとめ
ライフセーバー、セイシェルのどちらも、濾過フィルターが高性能の製品です。