モバイルバッテリーのメーカーは、アンカーやエレコムなどいろいろありますが、
この記事では、5,000mAhモバイルバッテリーのうち、MOTTERU (モッテル)MOT-MB5001-ECとELECOM(エレコム)EC-C12の2つの製品を比較検討します。
モバイルバッテリーは、大容量になるほど大きく重くなります。10,000mAhのバッテリーは、軽くても200g前後はあります。容量が大きいと安心できますが、毎日カバンに入れて持ち運ぶにはちょっと重いと思う方もあるようです。
5,000mAhモバイルバッテリーはスマートフォンがほぼ1回充電でき、100g前後と比較的軽くて小さいので、カバンに入れて持ち歩く普段使いに良いかもしれません。
MOTTERU(モッテル)社は2020年1月神奈川県海老名市で創業、エレコム社は1986年に大阪市で創業した会社です。(どちらも製品を生産するのは中国のようです)
モッテルMOT-MB5001-ECの発売日は2023年4月、エレコムEC-C12の発売日は2023年12月です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
モッテルMOT-MB5001-ECの特長(MOT-MB5001-EC取扱説明書)
- 容量5000mAh iPhone15を約1回充電できる
- クレジットカードより小さめとはいえ、厚みは2.5cm 98gで軽い方
- USB PD 20W入出力急速充電対応 モバイルバッテリー本体は5V2A以上のAC充電器を使うと1時間30分で充電できる
- バッテリーの充電と、デバイス機器への給電は同時にはできない
- 入出力できるUSB-Cポート×1 出力だけのUSB-Aポート×1 2台の機器を同時に充電できる
- 低電流充電モードがある ワイヤレスイヤホンなどを充電できる
- 安全機能 過充電、過放電保護、短絡(ショート)保護の機能がある。繰り返し1,000回充電できる。
- バッテリー本体充電用ケーブル(USB-A to USB-Cケーブル)付き
- 保証 2年間
エレコムEC-C12の特長(EC-C12取扱説明書)
- 容量5,000mAh iphone15を約1回、iPadを0.4回充電できる
- クレジットカードより大きめ 厚さ13.5mm、112g 薄いがやや重い
- スマホ、iPadなどに対応している
- 最大出力15w 接続機器を自動で見分けて最適な出力で最速に充電できる“おまかせ充電”機能がある
- バッテリー本体は、約2時間40分で充電
- 低電流充電モードがあり、ワイヤレスイヤホンなどの小型電子機器を充電できる
- 入出力できるUSB-Cは出力15W、入力14w (USB PDに対応していない) 出力だけのUSB-A 12w
- 2台の機器を同時充電。バッテリーと機器の充電を同時にする場合は、先に機器を充電し、その後本体バッテリーを充電
- 電池残量がポート横のLEDでわかる
- ケーブルはついていない
- 保証 2年間
モッテルMOT-MB5001-ECとエレコムEC-C12は何が違うのでしょう?
2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、モッテルMOT-MB5001-ECとエレコムEC-C12の主な違いは、次の3点です。
- 全体の大きさと重さ
- 高速充電
- 安全機能
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
モッテルMOT-MB5001-ECとエレコムEC-C12の比較
違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | モッテルMOT-MB5001-EC | エレコムEC-C12 |
---|---|---|
外観 | Amazonで見る | Amazonで見る |
全体の大きさと重さ | 約78.0(W)×約39.0(D)×約25.0(H)mm 重さ:約98g | 94.5 (w)×63(D)×13.5(H)mm 重さ:112g |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
出入力ポート数と出力 | 入出力:USB-Cポート×1 USB PDに対応 20W急速充電 出力だけ:USB-Aポート×1 2ポート | 入出力:USB-Cポート×1 出力15W、入力14w 出力だけ:USB-Aポート×1 12w 2ポート USB PDに対応していないが、おまかせ充電がある |
同時に給電できる台数 | 2台同時に充電 | 2台同時に充電 |
低電流モード | あり ワイヤレスイヤホンなども充電できる | あり ワイヤレスイヤホンなども充電できる |
対応機器 | iPhone、タブレット端末、ワイヤレスイヤホンなど | iPhone、iPad、ワイヤレスイヤホンなど |
安全機能 | 過充電保護(電圧・電流)、過放電保護(電圧・電流)、短絡(ショート)保護機能を搭載 PSE適合品 | PSE試験合格品 |
飛行機への持ち込み | 18Whの定格パワーなので、飛行機に持ち込み可能 詳しくは、航空会社に確認 | 容量では持ち込めるサイズだが、持ち込めるとの説明がない |
保証期間 | 2年間 | 2年間 |
参考価格 | 3,300円前後 | 2,000円前後 |
違いを解説するよ!
全体の大きさと重さ
モッテルMOT-MB5001-ECは、クレジットカードより小さいですが、厚みがあり、コロッとした形です。98gと軽いです。
エレコムEC-C12は、クレジットカードよりやや大きいサイズで、薄いです。重さは115gとやや重いです。
コロッとした形状が良いか、薄い方が良いか、お好みで選びましょう。
出入力ポート数と出力の強さ
モッテルMOT-MB5001-ECは、
2ポートあり、最大出力20wのUSB Power Deliveryに対応しているUSB-Cポートを搭載しているので、高速充電できます。
エレコムEC-C12は、
2ポートあり、最大出力15wで、USB PDに対応していないが、おまかせ充電の機能があります。
安全機能
モバイルバッテリーは、特に高温状態に置かれたときに弱いので、その対策がなされていることが重要です。また、充電しすぎ、充電残量が少なすぎても電池の寿命を短くします。
モッテルMOT-MB5001-ECは、過充電、過放電保護、短絡(ショート)保護の機能があります。
エレコムEC-C12は、PSE試験合格品です。
価格
モッテルMOT-MB5001-ECの方がエレコムEC-C12よりかなり高いです。
どちらがおすすめか?
あなたにおすすめの機種は…
モッテルMOT-MB5001-ECがおすすめの方は
- 少しでも軽いほうが良いと思う方
- 本体充電用ケーブルがついてるのが便利と思う方
- 急速充電できるのが良いと思う方
- 安全機能が多いほうが良いと思う方にお勧めです。
エレコムEC-C12がおすすめの方は
- おまかせ充電の機能があるのが良いと思う方
- 安価なほうが良いと思う方
- 厚さが薄いほうがよいと思う方にお勧めです。
まとめ
モッテルMOT-MB5001-ECとエレコムEC-C12の2つの製品を比較検討しました。
どちらもiPhone15が約1回充電できて、小さく軽い機種です。普段使うモバイルバッテリーとしてお勧めです。