オーブンレンジは、毎年いろいろな製品が発売されています。
各メーカーは、温めむらを少なくすること、料理をふっくら仕上げること、などに工夫を凝らしているようです。最近では、スマホ連携で多くの自動メニューからお好みを探せるものもあります。
各メーカーの特徴は、例えばパナソニックは、高精細な赤外線センサーと発熱するグリル皿で両面焼けることを特徴とします。象印は、加熱するボウルを宙吊りで温める、などで温めムラを減らそうとしています。
この記事では、日立スチームオーブンレンジ ヘルシーシェフのうち、人気の2つの製品MRO-W10BとMRO-W1Cを比較検討します。どちらも過熱水蒸気とレンジ、グリル、オーブンを組み合わせて調理するのが特長です。
MRO-W10Bは2023年7月の発売、MRO-W1Cはより新しく2024年4月の発売です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
MRO-W10Bの特長
- スチームオーブンレンジ、フラット庫内、30L。段数:2段 カラーは黒だけ。
- セラミックプレートと熱風で焼くのが特徴。レンジ、オーブン、過熱水蒸気、グリルを組み合わせて調理。
- センサーの種類が多め:Wスキャン(重量センサー+センター赤外線センサー)と温度センサー。
- 電子レンジ:最高出力1,000Wなので、早く温められる。
- オーブン:最高温度300℃でやや高い。熱風コンベクション式。 ヒーターはダブルヒーター(2段コンベクションオーブンは手動だけ)。
- グリル:平面グリル。付属の焼き網を使って焼くメニューが多い。でも両面焼きではないので、トーストは裏返えさねばならない。
- 温度設定温めができる:-10℃〜90℃ カチカチのアイスクリームやベビーフードなどを好みの温度に温められる。
- オートメニューが多く、200以上ある:「簡単ボウルメニュー」など、耐熱ガラスボウル(耐熱140℃以上のプラスチックボウルでも)に下ごしらえした材料を入れて、メニュー番号を選び、加熱する。冷凍ご飯と冷蔵おかずを同時に温める。使いこなせれば便利かもしれない。
- タッチ液晶で操作。
- スマホ連携で、メニューを探せる(スマホの設定が難しいと思う人もある)。
- 扉は縦開き。
- セラミックプレートを外して丸洗いできる。(割れることもあるので注意)
MRO-W1Cの特長
- スチームオーブンレンジ、フラット庫内、30L。段数:2段 色:黒、白。
- セラミックプレートと熱風で焼くのが特徴。レンジ、オーブン、過熱水蒸気、グリルを組み合わせて調理。
- センサーは多め:Wスキャン(重量センサー+センター赤外線センサー)と温度センサー。
- 電子レンジ:最高出力1,000Wなので、早く温められる。
- オーブン:最高温度(自動):310℃でやや高い。熱風コンベクション式(2段コンベクションオーブンは手動だけ)。
- グリル:平面グリル。付属の焼き網を使って焼くメニューが多い。でも両面焼きではないので、トーストは裏返えさねばならない。
- 温度設定温めができる:-10℃〜90℃ カチカチのアイスクリームやベビーフードなどを好みの温度に温められる。
- オートメニューが多く、200以上ある:「簡単ボウルメニュー」など、耐熱ガラスボウル(耐熱140℃以上のプラスチックボウルでも)下ごしらえした材料を入れて、メニュー番号を選び、加熱する。冷凍ご飯と冷蔵おかずを同時に温める。使いこなせれば便利かもしれない。
- ボタン一体型ダイヤルとボタンで操作。
- スマホ連携で、メニューを探せる(スマホの設定が難しいと思う人もある)。
- 扉は縦開き。
- セラミックプレートを外して丸洗いできる。(割れることもあるので注意)
MRO-W10BとMRO-W1Cはどちらも同じ大きさで、容量30Lの大容量スチームオーブンレンジです。
加熱方法はどちらも同じで、セラミックプレートと熱風で焼くこと、レンジ、オーブン、過熱水蒸気、グリルを組み合わせて調理することが同じです。
オートメニューはどちらも多いですが、MRO-W10Bの方がやや多いです
スマホ連携ができる点も同じです。
MRO-W10BとMRO-W1Cは何が違うのでしょう
2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、MRO-W10BとMRO-W1Cの機能面の主な違いは、次の2点です。
- オーブンの最高温度
- 操作部
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
の比較
違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | MRO-W10B | MRO-W1C |
---|---|---|
外観 | Amazonで見る | Amazonで見る |
外形寸法 | 幅49.7×奥行 44.2×高さ37.5cm 庫内:幅40.1×奥行32.2×高さ21.8(mm) 30L | 幅49.7×奥行 44.2×高さ37.5cm 庫内:幅40.1×奥行32.2×高さ21.8(mm) 30L |
加熱の際のセンサー | Wスキャン(重量センサー+センター赤外線センサー)、温度センサー | Wスキャン(重量センサー+センター赤外線センサー)、温度センサー |
電子レンジ | 最大1000W(手動:最大5分間/自動:最大3分間)600W、500W、200W相当、100W相当 | 最大1000W(手動:最大5分間/自動:最大3分間)600W、500W、200W相当、100W相当 |
スチーム | ヒーター出力:1000W(350W +650W) 温度:60~100℃ ボイラー熱風式 | ヒーター出力:1000W(350W +650W) 温度:60~100℃ ボイラー熱風式 |
オーブン | 最高温度300℃でやや高い。(ただし300℃は予熱した時のみ設定できる。240~300℃の運転は5分間。) 熱風コンベクション式(ダブルヒーターとファンで熱風を循環させる) 加熱:上下ヒーター | 最高温度310℃でやや高い。(ただし310℃は予熱した時のみ設定できる。240~310℃の運転は5分間。) 熱風コンベクション式(ダブルヒーターとファンで熱風を循環させる) 加熱:上下ヒーター |
グリル | 上平面グリル | 上平面グリル |
操作部 | 液晶タッチパネル | ボタン一体型ダイヤルとボタン |
扉の開閉の向き | 縦開き | 縦開き |
保証期間 | 1年間 | 1年間 |
参考価格 | 71,000円前後 | 53,000円前後 |
違いを解説するよ!
オーブンの最高温度
MRO-W10BとMRO-W1Cのオーブンの最高温度の違いは、10℃です。でも、どちらも300℃以上なので、通常の250℃よりは高温です。ピザなどを焼きたい方には、まだ足りないかもしれません。
操作部
MRO-W10Bは、液晶タッチパネルです。
MRO-W1Cは、ボタン一体型ダイヤルとボタンです。
どちらが操作しやすいかは、好みで分かれるところでしょう。
価格
MRO-W10BとMRO-W1Cの価格差は、18,000円前後です。
両製品の機能面での違いは、
MRO-W1Cの方がオーブンの最高温度が10℃高いこと、
MRO-W10Bはタッチパネルで操作、MRO-W1Cはボタンで操作、の違いです。
どちらがおすすめか?
あなたにおすすめの機種は…
MRO-W10Bがおすすめの方は
- タッチパネルで操作する方が良い
- オートメニューが多い方が良い と思う方にお勧めです。
MRO-W1Cがおすすめ
- ボタンで操作するのが良い
- 調理する機能がほぼ同じなら安価なほうが良い と思う方にお勧めです。
まとめ
日立のMRO-W10BとMRO-W1Cのスチームオーブンレンジを比較検討しました。