象印マホービンの炊飯器は、種類が多いので迷いますね。
象印炊飯器は、最上位モデル「炎舞炊き」が有名ですが、下位モデルには「「極め炊き」シリーズもあります。
象印の炊飯機能を判別する時、目安になる機能が「炎舞炊き」「大火力」「炊き上げ圧力」「わが家炊き」「内釜の厚み」などのようです。上位機種には、これらの機能が多く搭載されています。(「わが家炊き」と「炎舞炊き」はこちらをどうぞ)
この記事では、象印炊飯器のうちコンパクトな4合炊きの「炎舞炊き」NW-UT07と「極め炊き」NW-MB07の2機種を比較します。
NW-UT07とNW-MB07は、どちらも2024年1月発売です。2024年時点では最新機種です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
NW-UT07の特長

NW-UT07は、コンパクトながら圧力炊飯や多彩な炊飯メニューなど、機能性を重視した上位モデルです。
- 炊き方:「炎舞炊き」と「炊き上げ圧力」を組み合わせた炊飯方式です。4つのIHコイルでお米をおどらせ、さらに蒸らす前に1.3気圧の高い圧力をかけることで、水中に溶け出した甘み成分をお米に染み込ませます。
- 内釜:「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」で、厚さ2.2mm、縁の厚さ8mmの釜を採用しています。この内釜は蓄熱性・発熱効率・熱伝導に優れており、大火力を活かしてふっくらとしたご飯を炊き上げます。
- 炊飯メニュー:白米5通り炊き分け、雑穀米3通り炊き分け、無洗米、玄米、おかゆ、炊き込みご飯など、多彩な炊飯メニューに対応しています。特に、「わが家炊き」機能を搭載しており、81通りの炊き方から自分好みの食感に調整できます。
- 保温時間:「うるつや保温」で最大30時間まで保温できます。
- サイズとデザイン: 4合炊きで、サイズは30.5奥行き x 23幅 x 20.5高さcm、重さ6kgです。カラーはブラック、ホワイトの2色です。
NW-MB07の特長

NW-MB07は、圧力炊飯と「わが家炊き」などのそれなりの基本機能も備えたモデルです。
- 炊き方:「豪熱大火力」と「炊き上げ圧力」を組み合わせた炊飯方式です。大火力と圧力で炊き上げます。NW-UT07とは加熱方式がやや違います。
- 内釜:「鉄コート黒まる厚釜」で、厚さ2.2mmの釜を使用しています。十分な性能を持っていますが、NW-UT07の内釜より縁が薄いです。蓄熱性や発熱効率の面で少し差があります。
- 炊飯メニュー:白米5通り炊き分け、雑穀米3通りの炊き分け、無洗米や玄米など基本的な炊飯メニューに対応しています。「わが家炊き」機能は49通りから選べます。でも、炊き方の微調整は、NW-UT07の方が優れています。
- 保温時間:「うるつや保温」で最大30時間まで保温できます。
- サイズとデザイン:4合炊きで、サイズは30.5奥行き x 23幅 x 20.5高さcm。NW-UT07と同じ大きさですが、重さは5.5kgで、NW-UT07より0.5kg軽量です。カラーはブラックだけです。

違いのまとめ
加熱方式:NW-UT07は「炎舞炊き」、NW-MB07は「極め炊き」。
内釜の構造:NW-UT07は「鉄豪炎かまど釜」、NW-MB07は「鉄コート黒まる厚釜」、縁の厚みも違う。
炊飯メニュー:NW-UT07は多彩なメニューで、炊き方の微調整もできる。NW-MB07も炊飯メニューが多い方だが、炊き方の微調整はNW-UT07の方が優れる。
サイズとデザイン:NW-UT07とNW-MB07は同じサイズだが、NW-MB07の方が0.5kg軽い。NW-UT07は、ブラック、ホワイトから選べる。
価格帯:NW-UT07は約8万円前後、NW-MB07は約4万円前後、価格差は大きい。
おすすめはどちら?
高火力で米の甘みを引き出し、多彩な炊飯メニューを楽しみたい方にはNW-UT07がおすすめ。
一方、NW-MB07の炊飯機能は、値引きされているとは言ってもこの価格なら、かなりコストパフォーマンスが良い。
NW-UT07とNW-MB07は何が違うのでしょう



2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、NW-UT07とNW-MB07の主な違いは、次の4点です。
- 炊き方
- 内釜
- 炊飯メニュー
- サイズとデザイン
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
NW-UT07とNW-MB07の比較



違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
から機種 | NW-UT07 | NW-MB07 |
---|---|---|
外観 | ![]() ![]() Amazonで見る カラー:黒、白 | ![]() ![]() Amazonで見る カラー:黒 |
外形寸法 | 幅27.5cm奥行34.5cm高さ21.5cm 6kg | 幅25.5cm奥行32.5cm高さ20.0cm 5.5kg |
炊き方 | 「炎舞炊き」「炊き上げ圧力」 | 「極め炊き」「炊き上げ圧力」 |
内釜 | 「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」厚さ2.2mm 縁の厚さ8mm | 黒まる厚釜 厚さ2.2mm |
炊飯メニュー | 白米、無洗米、玄米、おかゆ、炊き込みご飯 「わが家炊き」機能:81通りの炊き方から自分好みの食感に調整できる | 白米、無洗米、玄米、おかゆ、炊き込みご飯 「わが家炊き」機能:49通りの炊き方から自分好みの食感に調整できる |
保証期間 | 本体1年間保証 内釜フッ素コート3年保証 | 本体1年間保証 内釜フッ素コート3年保証 |
参考価格 | 80,000円前後 | 40,000円前後 |
炊き方



NW-UT07は、白米5通り炊き分け、雑穀米3通り炊き分け、無洗米、玄米、おかゆ、炊き込みご飯など、多彩な炊飯メニューに対応しています。特に、「わが家炊き」機能を搭載しており、81通りの炊き方から自分好みの食感に調整できます。
NW-MB07は、白米5通り炊き分け、雑穀米3通り炊き分け、無洗米、玄米、おかゆ、炊き込みご飯など、NW-UT07にさほど遜色ない多彩な炊飯メニューに対応しています。しかし、「わが家炊き」機能は搭載していますが、選べるのは49通りです。
内釜



NW-UT07の内釜は厚さ2.2mmの「鉄豪炎かまど釜」で、縁の厚みは8mmあり、蓄熱性・発熱効率・熱伝導に優れます。
NW-MB07の内釜は、「黒まる厚釜」で、厚さ2.2mmの釜を使用しています。NW-UT07の内釜と比較すると、蓄熱性や発熱効率の面で少し差があります。
炊飯メニュー



NW-UT07は、白米5通り炊き分け、無洗米、玄米、おかゆ、炊き込みご飯、雑穀米炊き分け3通り、冷凍ご飯など、多彩な炊飯メニューに対応しています。特に、「わが家炊き」機能を搭載しており、81通りの炊き方から自分好みの食感に調整できます。
一方、NW-MB07は、白米の5通り炊き分け、無洗米や玄米、雑穀米炊き分け3通り、冷凍ご飯などかなり多様な炊飯メニューに対応しています。「わが家炊き」もあり49通りの炊き方から選べます。
サイズとデザイン



NW-UT07とNW-MB07は、どちらも4合炊き、大きさも同じです。重さは、NW-MB07の方が0.5kg軽量です。
カラーは、NW-UT07とはブラックとホワイト、NW-MB07はブラックのみです。
インテリアに合わせて選びたい方には、NW-UT07が適しています。
価格



NW-UT07とNW-MB07の価格差は40,000円前後あり、小さくありません。
ご自身の好みに合った機能や予算に合ったモデルを選択されると良いでしょう。
どちらがおすすめか?



あなたにおすすめの機種は…
NW-UT07がおすすめの方は
- 高機能な炊飯器を求め、自分好みの炊き上がりを追求したい方
- お米の甘みや食感にこだわりたい方に おすすめです。


NW-MB07がおすすめの方は
- 炊飯機能がそれなりに備わったモデルであればコストパフォーマンスも重視したい方 におすすめです。


まとめ
象印の炊飯器「極め炊き」の NW-UT07とNW-MB07の2機種を比較検討しました。