モバイルバッテリーのメーカーは、アンカーやエレコムなどいろいろありますが、
この記事では、10,000mAhモバイルバッテリーのうち、Anker Power Bank A1257(アンカー パワーバンク)とZENDURE Super Mini(ゼンデュア スーパーミニ)の2つの製品を比較検討します。
アンカーは2011年中国で創業、ゼンデュアは2013年に米国サンフランシスコで創業した充電ブランドです。
アンカー パワーバンクA1257の発売日は2024年6月、ゼンデュア スーパーミニの発売日はかなり早く2019年10月です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
アンカーパワーバンクA1257の特長
- 「Anker PowerCore 10000」の後継モデル
- 容量10000mAh iPhone 15を約2回、Galaxy S24を約1.8回充電
- 厚さ約16mmの薄型デザイン 200g
- ストラップとして使えるケーブル(USB-C & USB-C ケーブル、iPhoneライトニング端子ではない)付き
- 最大出力22.5W急速充電(Huawei機器のみ 他の機器は18~20w)
- 入出力可能なUSB-Cポート×2 USB-Aポート×1 3台の機器を同時に充電 空調服などには使えない
- パススルー機能はない
- 低電流充電モードがある
- 本体表面のディスプレイでバッテリーの残量がわかる
- リチウムポリマー電池 普通のリチウムイオン電池より軽く薄くでき、やや発火、爆発しにくい
- 保証 18ヶ月+会員登録6ヶ月 計2年間
ゼンデュア スーパーミニ の特長
- 安全機能を重視 モバイルバッテリーが発熱した場合、給電スピードを落として温度を制御する装置を搭載
- 容量10,000mAh スマートフォンを約2〜4回充電できる
- 厚さ2.6cm 180g 軽いが厚い
- スマホ、iPadの他、Switch、Smartwatch にも対応
- 低電流充電モードがあり、ネッククーラーやコードレスイヤホンなどの小型電子機器を充電できる
- パススルー給電機能あり
- 本体のLEDインジケーターでバッテリー残量がわかる
- ポート:USB-C x 1/ USB-A x1 2台の機器を同時給電、またはバッテリーと機器の充電を同時にできる
- 入力:USB-C : 最大20W
- 出力1:USB-C : 最大20W PD(高速充電) USB-A : 最大18W
- 2年間保証
アンカーA1257とゼンデュアスーパーミニ は何が違うのでしょう
2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、アンカーA1257とゼンデュアスーパーミニの主な違いは、次の3点です。
- 全体の大きさと重さ
- 同時に給電できる台数
- 安全機能
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
アンカーA1257とゼンデュアスーパーミニの比較
違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | アンカーA1257 | ゼンデュアスーパーミニ |
---|---|---|
外観 | Amazonで見る | Amazonで見る |
全体の大きさと重さ | 110.3 x 70.4 x 1.64 mm 重さ:約200g | 79 x 56 x 26mm 重さ:180g |
バッテリー容量 | 10000mAh | 10000mAh |
出入力ポート数と出力 | USB-Cポート×2 USB-Aポート×1 3ポート 最大出力22.5W急速充電 (Huawei機器のみ 他の機器は18~20w) | USB-C x 1 USB-A x1 2ポート 入力:USB-C : 最大20W 出力:USB-C : 最大20W PD(高速充電) USB-A : 最大18W |
同時に給電できる台数 | 3台の機器を同時に充電 | 2台同時給電 または バッテリーと機器を同時充電 パススルー機能あり |
低電流モード | あり コードレスイヤホンも充電できる | あり 小型電子機器を充電できる |
対応機器 | iPhone、Android、Galaxy、タブレット端末、コードレスイヤホン ノートパソコンや空調服には対応していない | スマホ、iPadの他、Switch、Smartwatch にも対応 ノートパソコンには対応していない |
バッテリー残量表示 | あり | あり |
安全機能 | リチウムポリマー電池搭載 普通のリチウムイオン電池より、やや発火、爆発しにくい | モバイルバッテリーが発熱した場合、給電スピードを落として温度を制御する装置を搭載 |
保証期間 | 18ヶ月+会員登録で6ヶ月 計2年間 | 2年間 |
参考価格 | 4,000円前後 | 4,500円前後 |
違いを解説するよ!
全体の大きさと重さ
アンカーA1257は、iPhone15より小さいですが厚みは倍あり、iPhone15の重さ171gより重いです。
ゼンデュアスーパーミニは、写真で見るとカードサイズですが、厚みは2.6cmあり、コロッとした形です。アンカーA1257より少し軽いです。
バッテリー容量
アンカーA1257とゼンデュアスーパーミニのどちらも、10000mAhあり、iphone15が2回充電できる大容量です。
出入力ポート数と出力の強さ
アンカーA1257は、3ポートあり、最大出力22.5Wの急速充電(Huawei機器のみ 他の機器は18~20w)ができ、同時に3台の機器を充電できます。
ゼンデュアスーパーミニ は、2ポートあり、出力は18〜20wでPD(高速充電)対応のポートもあります。
対応機器
アンカーA1257とゼンデュアスーパーミニ は大容量ですが、どちらもスマートフォン、タブレット充電用で、ノートパソコンには対応していません。
なお、iPhoneの機種によっては、アンカー付属のUSB-C & USB-C ケーブルに対応しておらず、ライトニングケーブルを別に用意する必要があります。
くれぐれもお手持ちの充電したい機器に使えるかどうか、チェックしてください。
安全機能
モバイルバッテリーは、特に高温状態に置かれたときに弱いです。
アンカーA1257は、リチウムポリマー電池を搭載しています。
リチウムポリマー電池は、普通のリチウムイオン電池より液漏れが少なく、やや発火、爆発しにくい特性を持っているそうです。寿命は、リチウムイオン電池と大差ないようです。
ただし、メーカーでは、あまり安全性を強調していません。
ゼンデュアスーパーミニには、モバイルバッテリーが発熱した場合、給電スピードを落として温度を制御する装置を搭載しているそうです。
パススルー機能を使う場合は、あると安心な機能です。
保証期間
アンカーA1257とゼンデュアスーパーミニともに2年間です。
アンカーの方は、会員登録が必要です。
バッテリーの耐用年数から考えて、2年の保証期間は必要ですね。
両社のクレーム対応については、 ぜひカスタマーレビューをご覧ください。
価格
アンカーA1257とゼンデュアスーパーミニの価格差は500円、少ないです。
どちらにするか、かなり迷いますが、充電したい機器の種類と使い方によって選びましょう。
どちらがおすすめか?
あなたにおすすめの機種は…
アンカーA1257がおすすめの方は
- 厚みが薄い方が良いと思う方
- ケーブルがついてるのが便利と思う方
- 同時に3台充電したい時が多い方 にお勧めです。
ゼンデュアスーパーミニがおすすめの方は
- 安全機能がついているのが良いと思う方
- 少しでも軽い方が良いと思う方
- パススルー機能がある方が良い思う方 にお勧めです。
モバイルバッテリーの基礎知識 ご存知の方はパスしてください!
モバイルバッテリー(リチウムイオン電池)の寿命をできるだけ伸ばすには?
モバイルバッテリーの充電回数は、充電方法や使用回数により違いますが300回〜500回程度、毎日充電するなら、使い始めて1年前後〜2年くらいが、寿命を疑う時期の目安となるそうです。ほとんど消耗品なのでは・・・・。(モバイルバッテリーの基礎知識 エレコム)
- モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、高温と低温に弱い性質・・・リチウムイオン電池は0℃〜45℃(35℃までとするメーカーも)の範囲で使うよう勧められています。
- 真夏の車の中に放置するなど、高温になるところに置かないようにしましょう。
- モバイルバッテリーが発熱する使い方を避ける・・・モバイルバッテリー充電中にスマートフォンを使うのを避けましょう、パススルー対応モバイルバッテリーは「過熱防止機能」のついた製品を選ぶと良いでしょう。
- ポケットの中など、肌に触れる場所での充電、給電は避けましょう。発熱して火傷する恐れがあります。
- 低温環境では電池の性能が著しく低下することがあるそうで、充電効率も低下するそうです
- モバイルバッテリーの充電しすぎ、放電しすぎを避ける・・・・充電ケーブルを差したままにするのは避けましょう。20〜80%の充電量の範囲で使うと長持ちします。保管時は50%くらいの充電量を保ちましょう。
- バッテリー残量が確認できる製品がわかりやすいです。 一度使用したらその都度充電すると、バッテリーの劣化を遅くします。
バッテリーの交換時期を判断するサイン
- 充電の持ちが悪くなる:以前よりも充電が早く減るようになった場合
- 充電速度が遅くなる:充電に時間がかかるようになった場合
- デバイスが突然シャットダウンする:バッテリー残量がまだあるのにデバイスが突然電源を切る場合
- バッテリーが膨らむ
- 過熱する:通常の使用でバッテリーが異常に熱くなる場合
モバイルバッテリーの捨て方
モバイルバッテリーは、爆発するかもしれないので、通常のごみとして処分することができません。また、リサイクルできる資源です。
- 端子にテープを巻くなどで絶縁対策をしてから捨てる
- 店の回収ボックスやリサイクルボックスを利用・・・・家電量販店:(ヨドバシカメラ、ヤマダ電機など)やホームセンターなど
まとめ
アンカーA1257とゼンデュアスーパーミニの2つの製品を比較検討しました。
どちらにするか、かなり迷いますが、充電したい機器の種類と使い方によって選びましょう。
スマートフォンが1回充電できれば良いと思う方は、より軽く容量の小さい機種を検討してください。