モバイルバッテリーを充電するためには、普通は充電器が必要です。でも、バッテリーに充電用コンセントが内蔵されていて、コンセントに直接差して充電できるタイプがあります。旅行や出張にも充電器なしでモバイルバッテリーだけ持っていけば済むので、便利な機種です。
ただし、1台2役をこなすだけに重いし、値段もやや高くなります。また、重いので壁のコンセントにさすとコンセントから抜け落ちる場合もあるようで、平面に置いたテーブルタップを使うとよいかもしれません。
この記事では、アンカーモバイルバッテリーのうち、Power Bank(10000mAh, Fusion,Built-In USB-C ケーブル A1637)と 521 Power Bank(PowerCore Fusion, 5000mAh A1626)の、コンセント一体型/折りたたみ式プラグの2つの製品を比較検討します。
どちらもUSB-C端子、あるいはUSB-Cポートです。A1637なら、ケーブルがなくてもUSB-C端子のデバイスに充電できるので便利です。(iPhoneの場合、15シリーズ以降がUSB-C端子です。iPhone14以前の機種には、こちらのLightningケーブル搭載モデルが便利です。)
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
Power Bank(A1637)の特長
- 1台3役:モバイルバッテリーかつUSB充電器であり、USB-Cケーブルも装備。
- 最大30W出力: モバイルバッテリーも充電器も最大30W出力で、iPhone 15やMac Book Airにも充電が可能。(PCによっては充電できないことがある)
- 10000mAh iPhone 15を約2回、Galaxy S24を約1.8回充電。
- スマホなどに充電器として使用しながらモバイルバッテリーにも充電できる。ただし、デバイスへの充電が優先され、充電が完了してからバッテリー本体への充電を開始。
- 対応機種 : スマートフォン、タブレット端末やMacBook Air、ワイヤレスイヤホンなどに対応。
521 Power Bank(A1626)の特長
- 1台2役:モバイルバッテリーとUSB充電器の2役。
- モバイルバッテリーへの充電は、コンセントにさすほか、USB-Cポートからでも充電できる。
- 充電器としては最大45Wで充電。モバイルバッテリーとしては最大20W出力でiPhone 14シリーズへ急速充電可能。
- 5000mAh iphone14の充電は1回未満。
- PowerIQ 3.0 (Gen2)を搭載:接続されたデバイスに最適な充電電流を自動で調整し、効率的かつ安全に充電、USB PDに対応。
- 2台同時充電:2つのUSB-Cポートを搭載しており、合計最大45W出力でiPhoneとMacBook Airを2台同時に充電。
- 対応機種:スマートフォン、タブレット端末や 、MacBook Air、ワイヤレスイヤホンなどに対応。
Power Bank(A1637)と 521 Power Bank(A1626)は何が違うのでしょう?
2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、Power Bank(A1637)と 521 Power Bank(A1626)の主な違いは、次の5点です。
- 重さ
- 充電容量
- 最大出力と高速充電
- 同時に給電できる台数
- USB-Cケーブル
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
Power Bank(A1637)と 521 Power Bank(A1626)の比較
違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
機種 | Power Bank(A1637) | 521 Power Bank(A1626) |
---|---|---|
外観 | Amazonで見る | Amazonで見る |
全体の大きさと重さ | 長さ10.8 x幅 5 x 厚み3 cm 249g | 幅7.1 x 長さ6 x 厚み3.1 cm 200 g |
バッテリー容量 | 10,000mAh | 5000mAh |
出入力ポート数と出力 | USB Type-Cケーブル内蔵 出力30W USB-Cポート 1 | USB-Cポート×2 出力20W 充電器としては45w PowerIQでデバイスにあった給電ができる、 USB PD高速充電にも対応 |
同時に給電できる台数 | 1台 バッテリー本体と同時にデバイスへの充電を行う場合は、デバイスの充電が終わってからバッテリーへの充電を行う | 2台同時に充電 パススルー充電に対応 |
低電流モード | あり ワイヤレスイヤホンなども充電できる | あり ワイヤレスイヤホンなども充電できる |
対応機器 | iPhone、タブレット端末、ワイヤレスイヤホンなど | iPhone、タブレット端末、ワイヤレスイヤホンなど |
バッテリー残量表示 | あり | あり |
保証期間 | 18ヶ月+会員登録で6ヶ月延長 2年間 | 18ヶ月+会員登録で6ヶ月延長 2年間 |
参考価格 | 8,000円前後 | 9,000円前後 |
違いを解説するよ!
全体の大きさと重さ
Power Bank(A1637)と 521 Power Bank(A1626)の全体の大きさは大差ないですが、重さはPower Bank(A1637)の方が約50g重いです。
機能性を考えると許容範囲でしょう。
充電容量
Power Bank(A1637)の方が充電容量が大きく、10,000mAhです。
最大出力と高速充電
モバイルバッテリーは、一般的にはワット数が大きいとより早く充電できます。また、ワット数が大きいと、パソコンや一部のカメラなど消費電力が大きい機器にも対応できます。充電容量も大きくなることが多いです。
ワット数、充電容量が大きいモバイルバッテリーは、大きく重くなります。どんな場合に使うかが、機種選びのポイントになります。
Power Bank(A1637)は、出力30W、モバイルバッテリーとしては早く充電できる方です。一部のパソコンにも対応しています。
521 Power Bank(A1626)は、充電器として使用した場合は最大45Wで、早く充電できます。
モバイルバッテリーとしては最大20W出力でiPhone 14シリーズへも高速充電ができます。一部のパソコンにも対応しています。さらに521 Power Bank(A1626)はUSB PDに対応しており、高速充電ができます。
同時に給電できる台数
Power Bank(A1637)の説明には、2台同時に充電できるとはありませんので、1台がおすすめのようです。
521 Power Bank(A1626)は、2台同時充電できます。パススルー機能もあるので、モバイルバッテリーを充電しながら、デバイスへ充電できます。
価格
Power Bank(A1637)と 521 Power Bank(A1626)の価格差はほぼ1,000円です。
どちらがおすすめか?
あなたにおすすめの機種は…
Power Bank(A1637)がおすすめの方は
- 本体にUSB-Cケーブルがついてるのが便利と思う方
- 電池容量が大きいので長時間の外出や旅行に使いたい方 にお勧めです。
521 Power Bank(A1626)がおすすめの方は
- 軽くコンパクトなので、日常使いや短時間の外出に使いたいと思う方 にお勧めです。
まとめ
Power Bank(A1637)と 521 Power Bank(A1626)の2つの製品を比較検討しました。
どちらもコンセント一体型の製品です。