東芝の炊飯器は、「炎匠炊き(ほのおたくみだき)」のキャッチフレーズで、1420Wの高火力と温度・圧力を細かく制御して炊飯すること、さらに真空でお米を浸すことを特徴としています。圧力を変えてふっくら炊く方法は、他のメーカーでも採用しています。
また東芝の上位モデルは「銘柄炊き分け」の機能もあり、お米の種類や銘柄に応じて炊ける、と言っています。
この記事では、東芝の炊飯器で、上位モデルRC-10HGWとスタンダードモデルRC-10RWAを比較します。
RC-10HGWは2024年7月発売、RC-10RWAは2024年8月の発売です。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
まず、両製品の特長を簡単に紹介します。
RC-10HGWの特長

- 真空圧力IH 炊飯器 炎匠炊き 5.5合 カラー:黒、白
- 炊き方:炎匠炊き 高火力1420Wと圧力を変える(0.6〜 1.05気圧)ことにより、ふっくらした炊飯を目指している。
- 炊き分けの種類が多い:「匠炊き」炊き分け5通り、「白米玄米混合」炊き分け3通り、など。白米を最もふっくら炊くコースは、浸水時間を多く取るので60分かかる。
- 米の銘柄により炊き分ける:「銘柄炊き分け」コシヒカリやあきたこまち、ななつぼしなど5銘柄。
- 保温できる時間は長めで、白米は40時間。
RC-10RWAの特長

- 真空IH 炊飯器 炎匠炊き 5.5合 カラー:黒、白
- 炊き方:炎匠炊き 高火力1420Wと真空浸し時間をとることによりふっくらした炊飯を目指している。
- 炊き分けの種類が少ない:「匠炊き」炊き分け3通り(かため、ふつう、やわらかめ)だけ。玄米、麦ご飯、雑穀米の炊き分けはできない。
- 保温できる時間は長めで、白米は40時間。

RC-10HGWとRC-10RWAは、どちらも
大きさはほぼ同じ、炎匠炊き、高火力1420W、5.5合炊きです。
保温時間も長いです。
自動調理コースは、ゆで卵や温泉卵だけです。
両機種の主な違いは、RC-10HGWが
炊飯時に圧力を変えてふっくらしたご飯を炊く機能があること、
好みや米の種類に応じて炊き分けができることです。
RC-10HGWは、ご飯の味にこだわりのある方や、白米以外の穀物の炊飯をしたい方に向くでしょう。
RC-10HGWとRC-10RWAは何が違うのでしょう



2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、RC-10HGWとRC-10RWAの主な違いは、次の2点です。
- 炊飯中の圧力コントロール
- 炊き分けの種類の多さ
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
RC-10HGWとRC-10RWAの比較



違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
から機種 | RC-10HGW | RC-10RWA |
---|---|---|
外観 | ![]() ![]() Amazonで見る | ![]() ![]() Amazonで見る |
外形寸法 | 高さ22.6×幅24.8×奥行32.6cm 5.3kg | 21.7高さ×24.4幅 x 奥行32.4 cm |
消費電力 | 1420w | 1420w |
炊き方・気圧コントロール | 炎匠炊き・真空 圧力を変えて炊く:0.6〜 1.05気圧 | 炎匠炊き・真空 |
内釜 | 釜底厚さ:5mm 鍛造銅釜、内面はダイヤモンドチタンコート | 釜底厚さ:5mm 鍛造銅釜ダ、内面はダイヤモンドチタンコート |
炊き分けの種類 | 「匠炊き」炊き分け5通り 「銘柄炊き分け」5銘柄 「白米玄米混合」炊き分け3通り | 「匠炊き」炊き分け 3通り 玄米、麦ご飯、雑穀米は、炊き分けできない |
炊飯コース | 早炊き、エコ炊飯 極匠/おかゆ/炊込み/少量/お弁当/冷凍匠コース | 早炊き、エコ炊飯 おかゆ/炊込み/少量/お弁当/冷凍匠コース |
保温時間 | 真空保温(0.7気圧):白米は40時間 玄米や麦ごはんは12時間 | 真空保温(0.7気圧):白米は40時間 玄米や麦ごはんは12時間 |
自動調理コース | ゆで卵/半熟卵/温泉卵 | ゆで卵/半熟卵/温泉卵 |
保証期間 | 本体1年間保証 フッ素樹脂コーティング3年保証 | 本体1年間保証 フッ素樹脂コーティング3年保証 |
参考価格 | 35,000円前後 | 25,000円前後 |
炊飯中の圧力コントロール



RC-10HGWは、炊飯中の圧力を0.6〜1.1気圧まで変化させることで、お米の芯までしっかり加熱し、ふっくらした炊き上がりを目指しています。
RC-10RWAは、お米を浸すときは気圧をさげますが、炊飯するときは1気圧です。
炊き分けの種類



炊き分けの種類は
RC-10HGWの方が、「匠炊き」炊き分け5通り、「銘柄炊き分け」5銘柄、「白米玄米混合」炊き分け3通りと、かなり多いです。
RC-10RWAは、「匠炊き」炊き分け3通り(かため、ふつう、やわらかめ)だけです。
価格



RC-10HGWとRC-10RWAの価格差は、10,000円前後です。
ご飯の味にこだわりのある方や、白米以外の穀物の炊き分けをしたい方には、この価格差があってもRC-10HGWの方が良いと思われるかもしれません。
どちらがおすすめか?



あなたにおすすめの機種は…
RC-10HGWがおすすめの方は
- ご飯の味にこだわりのある方や、白米以外の穀物の炊き分けをしたい方 におすすめです。


RC-10RWAがおすすめの方は
- 安価な方が良いと思う方
- お米の炊き分けにはこだわらない方
- 玄米や雑穀米はあまり炊かない方 にお勧めです。


まとめ
東芝の炊飯器の上位モデルRC-10HGWとスタンダードモデルRC-10RWAの2機種を比較検討しました。