テレビ番組で紹介されてから注目を集めている携帯浄水器ですが、携帯浄水器には主に3つのタイプがあります。
主にストロータイプ、ボトルタイプ、ポンプタイプの3種類があり、それぞれ特徴も価格帯も違います。
・ストロータイプは、ボトルに水を入れ、口で吸って水を濾過剤に通して飲むタイプです。
安価で軽いですが、吸う力がある程度必要です。
・ボトルタイプは、ボトルに水を詰めて強く握ると圧力によって水がフィルター孔を通過して除去される構造です。
比較的安価で、使いやすいです。
・ポンプタイプは、手でポンプを動かして水を濾過剤に通すタイプです。
やや高価で重めですが、浄水能力が高いものがあります。
どのタイプにするかは、トレランやサイクリングに、災害時の備えに、海外旅行に、など、使う場面によって選ぶと良さそうです。
ただし、携帯浄水器は、川や湖、風呂水などの浄水用です。
ですから海水(塩水)、コーヒーや紅茶、酒類などを濾過するのには向きません。
さて、この記事では、注目の携帯浄水器のうち、ストロータイプのSAKUTTO (サクット)とGreeShow (グリーショウ)GS-285の二つの製品を取り上げます。
ストロータイプの良い点は、安価なこと、軽量なこと、です。
この2つの製品の各機能を比較し、どちらがお勧めか、検討します。
何が違うのでしょう?
さっそく結論ですが、SAKUTTO (サクット)とGreeShow (グリーショウ)GS-285の二つの製品の主な違いは、次の4点です。
- 全体のサイズ
- 濾過できる水量
- 濾過フィルターの性能
- フィルター交換
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか、比較検討します。
SAKUTTO (サクット)とGreeShow (グリーショウ)GS-285の4つの違い
違いを詳しく解説するよ!
SAKUTTO (サクット)とGreeShow (グリーショウ)GS-285の製品特徴と違いを一覧表にまとめました。
SAKUTTO (サクット)とGreeShow (グリーショウ)GS-285の比較表
製品名 | サクット | グリーショウGS-285 |
---|---|---|
外観 | Amazon | Amazon |
全体のサイズと重さ | 3.5cm × 14cm × 3.5cm 手のひらサイズ 重さ:50g 材質:不明 | 3,5cm長さ x 3,5cm幅 x 18,6cm高さ 100g 材質:ABS |
濾過できる水量 | 浄化能力:約5,000L | 使用容量:500L |
濾過フィルターと性能 | フィルター:中空糸膜フィルター 微生物や細菌を除去 | フィルター:アールストローム(Ahlstorm)社製 フィルター性能の詳細は不明 細菌、ピーファス(PFAS)、沈殿物を除去 |
取り扱い、フィルター交換 | 使用後、付属の注射器で濾過した水を逆に注入して洗う | フィルター交換できる |
参考価格 | 4,000円前後 | 3,200円前後 |
順番に詳しく解説していくよ!
全体のサイズと重さ
全体のサイズは、サクットの方が小さく、「手のひらサイズ」で、軽いです。
グリーショウは、サクットより大きく倍の重さです。
サクットの方が、小さく軽いです。
グリーショウは、大きく重めです。
濾過できる水量
製品名 | サクット | グリーショウ |
濾過できる水量 | 5,000L | 500L |
濾過カートリッジ1本で濾過できる水量です。
サクットの方が10倍の量を濾過できるそうです。小型の浄水器としてはかなり量が多いです。
グリーショウの濾過水量は500Lですが、500mlペットボトル1000本分濾過できるというわけですから、これでも多いですね。
しかし、濾過する水質によって、濾過できる水量はかなり変わりますから、一応の目安かと思われます。
両製品ともに、使用していて水の味が変わったら、本体なりフィルターを取り替えるのをおすすめします。
サクットの方が、濾過できる水量が10倍多いです。
濾過フィルターと性能
製品名 | サクット | グリーショウ |
濾過フィルターと性能 | フィルター:中空糸膜 微生物や細菌を除去 | フィルター:アールストローム(Ahlstorm)社製 フィルター性能の詳細は不明 細菌、ピーファス(PFAS)、沈殿物を除去 |
浄水器は、濾過フィルターの性能で決まります。
両製品とも、水質検査結果が説明書に添付されています。
サクットの方は、5,000L濾過した時点での水質検査結果はありません。5,000L時点の水質検査結果もあると、もっと安心できます。グリーショウも500L時点での水質検査結果が欲しいですね。
グリーショウの方は、アールストローム(Ahlstorm)社製のフィルターを使っているとありますが、性能の詳細は不明です。
アールストローム社は、各種フィルターを開発・製造している会社です。
濾過フィルターの性能によって、除去できる物質が違います。
グリーショウの方が、除去できる物質の種類がやや多いようです。
濾過期限近い時期の水質は、分かりません。
取り扱い、フィルター交換
製品名 | サクット | グリーショウ |
取り扱い | 使用後、付属の注射器で濾過した水を 逆に注入して洗う | フィルター交換できる |
サクットは、付属の注射器でメンテナンスできるようです。
グリーショウは、フィルター交換できます。
濾過器の性能は、フィルター次第です。
フィルターの性能は、水質検査結果でしかわからないので、水質検査を信頼するしかないでしょう。
サクットは、フィルターを付属の注射器で洗えるそうです。
グリーショウは、フィルターを交換できます。
価格
製品名 | サクット | グリーショウ |
価格 | 4,000円前後 | 3,200円前後 |
サクットの方がやや高価です。
サクットの方がやや高価です。
違いを簡単に言えば
両製品の大きな違いは、全体のサイズ、濾過できる水量、濾過フィルターの性能、フィルター交換の4つです。
サクットは、軽くて携帯しやすく、濾過水量が多いです。
グリーショウは、濾過フィルターの性能は良く、フィルター交換できるが、やや大きくて、濾過できる水量が少ないです。
サクットは、軽くて携帯しやすく、たくさん濾過できます。
グリーショウは、濾過性能はやや良いが、やや大きめ、濾過できる水量は少ないです。
どちらがおすすめか?
サクットがおすすめの方
- 川や湖の水、風呂水など比較的綺麗な水を濾過するのに使うつもりの方
- たくさん濾過できる方が良い
- 軽く携帯が楽なのが良い
という方におすすめです。
グリーショウがおすすめの方
- 濾過性能がやや良い方が良い
- 少し安価な方が良い
- フィルターが取り替えられる方が良い
という方におすすめです。
まとめ
サクット、グリーショウのどちらも、比較的使いやすく携帯に便利な浄水器です。