テレビ番組で紹介されてから注目を集めている携帯浄水器ですが、携帯浄水器には主に3つのタイプがあります。
主にストロータイプ、ボトルタイプ、ポンプタイプの3種類があり、それぞれ特徴も価格帯も違います。
どのタイプにするかは、サイクリングに、災害時の備えに、海外旅行に、など使う場面によって違ってきます。
ただし、携帯浄水器は、川や湖、風呂水などの浄水用です。
海水(塩水)、コーヒーや紅茶、酒類など水に溶け込んでいるものを濾過するのには向きません。
さて、この記事では電動浄水器のうち、似ている人気の二つの製品、
SAKUTTO(サクット)の電動浄水器とGreeShow(グリーショウ)の電動浄水器GS-2801を取り上げます。
電動浄水器の良い点は、
早く大量に浄水できること、ボトルタイプやストロータイプに比べて使用するフィルターの種類が多いことです。
次に両製品の特徴をサクッとご紹介します。
サクットの特徴
- 内蔵リチウム電池によりボタンをおすだけで120Lの水の濾過ができます。
- 中空糸膜、活性炭、PPコットンを組み合わせた、外付けフィルターと内蔵フィルターの、2個のフィルターで濾過します。
グリーショウの特徴
- 内蔵リチウム電池によりボタンをおすだけで120Lの水の濾過ができます。
- 中空糸膜、活性炭、PPコットンを組み合わせた、外付けフィルターと内蔵フィルターの、2個のフィルターで濾過します。
※ 間違えやすいですが、両製品ともフィルターは2つ、内蔵フィルターと外付けフィルターがあり、同時に使います。
この2つの製品の各機能を比較し、どちらがお勧めか、検討します。
何が違うのでしょう?
さっそく結論ですが、SAKUTTO (サクット)とGreeShow (グリーショウ)GS-2801の二つの製品の主な違いは、次の2点です。
- 全体のサイズと重さ
- 濾過できる水量
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか、比較検討します。
SAKUTTO (サクット)とGreeShow (グリーショウ)GS-2801の2つの違い
違いを詳しく解説するよ!
SAKUTTO (サクット)とGreeShow (グリーショウ)GS-2801の製品特徴と違いを、一覧表にまとめました。
SAKUTTO (サクット)とGreeShow (グリーショウ)GS-の比較表
製品名 | サクット | グリーショウ GS-2801 |
---|---|---|
外観 | Amazon | Amazon |
全体のサイズと重さ | サイズ : 高さ15.5cm × 幅8cm × 長さ8cm 重量 : 410g | サイズ:高さ16.5cmx 幅5.3cm x 長さ⒑7cm 重量: 350g |
濾過できる水量 | フル充電で濾過できる量:120L (フィルター1セットで1,500L) 川の水やため池、泥水の浄化 4000mAhリチウム電池を内蔵し、フル充電で約240分間の連続使用が可能 | フル充電で濾過できる量:120L (フィルター1セットで1,000L) 水道水や川、渓流の水、雨水の浄化 2800mAhリチウム電池を内蔵し、フル充電で180分間の連続使用が可能 |
濾過フィルター | 5段階浄水 外付けフィルター(PPコットン1 、PPコットン2 、KDFフィルター )+ 内蔵フィルター(中空糸膜フィルター 、活性炭フィルター) 細菌、原虫嚢子、寄生虫、重金属、プラスチック粒子などの直径0.01um以上の固形異物、カルキなどの異臭の素や、水の雑味を濾過 公益財団法人北九州生活科学センターで水質検査済 | 5段階浄水 外付けフィルター(中空糸膜フィルター)+ 内蔵フィルター(KDFフィルター、活性炭フィルター、PPコットン、中空糸膜フィルター) 赤サビ、大腸菌、コレラ菌などの雑菌や原虫嚢子、PFAS、沈殿物などの直径0.01um以上の固形物を濾過 厚生労働省水質検査適合品 |
フィルター交換 | フィルター交換できる 交換時期は、使用開始後6ヶ月、またはフィルター濾過の限界1,500Lに達した時 未使用の場合 : 商品到着後 2年 本体は、5年で買い替えを推奨 電源:バッテリー式 USB Type-C充電ポート | フィルター交換できる 交換時期は、使用開始後6ヶ月、またはフィルター濾過の限界1,000Lに達した時 電源:バッテリー式 USB Type-C充電ポート |
参考価格 | 11,000円前後 | 12,000円前後 |
順番に詳しく解説していくよ!
全体のサイズと重さ
全体のサイズや重さも、グリーショウの方が少し軽く小さめです。
手持ちの場合、60gの差は大きいかも知れません。
サクットより
グリーショウの方がやや軽く小さめです。
濾過できる水量
内蔵する電池容量と連続使用時間はサクットの方が多いですが、
フル充電で濾過できる量は、サクット、グリーショウどちらも同じ120Lです。
フィルター1セットで濾過できる水量は、サクットが1,500L、グリーショウが1,000Lで、サクットの方が多いです。
しかし、濾過する水質によって、濾過できる水量はかなり変わりますから、一応の目安です。
サクットの方が連続して濾過できる時間は240分と長いですが、
濾過できる量は120Lで、グリーショウと同じです。
フィルター1セットで濾過できる水量は、
サクットの方が多く1,500Lです。
両製品の共通機能と特徴も紹介します
濾過フィルター
使用する濾過フィルターは、ボトル式やストロー式に比べると多いです。
サクット、グリーショウどちらの製品も、外付け、内蔵フィルター合わせて5段階の濾過フィルターを使っています。
両製品の使用フィルターの種類はよく似ていますが、順番が違うようです。
濾過した水の水質検査は、
サクットは公益財団法人北九州生活科学センターで水質検査済。
グリーショウは、厚生労働省水質検査適合品です。
両製品とも濾過フィルター5段階で濾過するので、
手軽なストロー式などのタイプより濾過する力がありそうにみえます。
濾過した水の水質検査結果は、それぞれ説明書に添付しています。
フィルター交換
フィルター交換時期は両製品とも、使用開始後6ヶ月、またはフィルター濾過の限界に達した時です。
フィルター濾過の限界は、サクットが1,500L、グリーショウが1,000Lです。
なおサクットは、フィルターの寿命は未使用でも購入後2年まで、だそうです。
フィルター寿命が意外に短い製品なので、購入したらせっせと使わないともったいないですね。
フィルター交換時期は、両製品とも使用開始後6ヶ月、またはフィルター濾過の限界に達した時です。
交換用フィルター
両製品とも、フィルター2個で1セット、本体内蔵フィルターと外付けフィルターの2つで使うようになっています。
下の両製品の交換フィルターは、内蔵、外付けのセットで、交換一回分です。本体はついていません。
価格
価格は同程度です。
価格は同程度です。
違いを簡単に言えば
両製品の違いは、全体のサイズと重さ、濾過できる水量です。
サクットはやや重いですが、フィルター1セットあたりではグリーショウより500L多く濾過できます。
どちらがおすすめか?
サクット、グリーショウともに、価格差、性能の差は少ないです。お好みの方を選べば良いかも知れません。
どちらもアウトドアに向く製品です。モバイルバッテリーも用意したほうが安心できそうです。
しかし両製品ともに、災害などで停電が続くと使えなくなりそうです。
災害用の備蓄には、手動式の製品の方が向くと思われます。
サクットがおすすめの方
- アウトドアで使いたい方
- 転がりにくそうなデザインが好きな方
- 濾過する水量が多いほうが良い方
におすすめです。
グリーショウがおすすめの方
- アウトドアで使いたい方
- 少しでも軽い方がよいと思う方
- 丸いデザインが好きな方
におすすめです。
まとめ
サクット、グリーショウのどちらも、アウトドアに便利な浄水器です。