少し前から炭酸水メーカーの人気が高まっているようです。ペットボトルゴミを減らせることもあって炭酸水好きの人から注目されているようです。
炭酸水メーカーは何種類もありますが、その中でもソーダストリーム社の製品は人気があるようです。
ソーダストリーム社は、1903年にイングランドで創業、現在はイスラエルに本社を置き、世界45カ国で販売されています。2018年にはペプシコに買収されました。日本国内でも、2021年から岐阜県土岐市でガスシリンダーの充填工場を稼働させているそうです。
この記事では、ソーダストリーム社の各種製品のうち、テラとE-テラの2つの製品を比較検討します。
この両製品の性能は、何が違うのでしょうか?
両製品の特長をサクッと紹介します。
テラの特長 テラの使用方法の動画はこちら
- ガスシリンダー(ピンク)、DWSボトル(水を入れて炭酸を注入するボトル、食洗機対応70℃まで)の取り付けがワンタッチでできる機種の中では最も安価(テラ スターターキット¥16,500 7月22日14時15分Amazon調べ)
- 手動式で、炭酸の強さはボタンを押す回数で調節
- 水だけに使える
- 電源のないところでも使える
- 毎日500ml、7ヶ月以上使えば、ペットボトル炭酸水を買うよりお得に
E-テラの特長 E-テラの使用方法の動画はこちら
- テラの電動タイプで、テラより高価(E-テラ スターターキット¥24,200 7月22日14時15分Amazon調べ)
- ガスシリンダー(ピンク)、DWSボトルの取り付けが簡単
- 電動式で、微炭酸・中炭酸・強炭酸の3つのボタンがついており、好きな強さのボタンを押すと自動でガスを注入
- 水だけに使える
- 電源の近くでしか使えない
- 毎日500ml、11ヶ月以上使えば、ペットボトル炭酸水を買うよりお得に
※ガスシリンダーの色 2024年7月現在、ソーダストリームのガスシリンダーの色はブルーとピンクの2種があります。違いは、ガスシリンダーのセットの仕方です。
ピンクのガスシリンダーは、新しいスナップロック式に対応したワンタッチ装填タイプです。
それに対して、古い機種対応のブルーのガスシリンダーは、ねじ込み式で、1L近く水を入れたボトルを持ってねじ込んでセットしなければなりません。ネジ山が噛み合わずやり直しもあるかも。
ガスシリンダーの取り付けのお手軽さから見ると、ピンクのガスシリンダーの機種を選ぶのが良さそうに思います。ブルーガスシリンダーの機種は、手間がかかるので今後少なくなると思われます。
テラとE-テラは何が違うのでしょう?
2つの製品は何が違うの?
さっそく結論ですが、テラとE-テラの主な違いは、次の1点です。
- 炭酸の注入が手動か電動か
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、両製品の価格も比較します。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめの製品がどちらなのか比較検討します。
テラとE-テラの比較
違いを詳しく解説するよ!
両製品の違いを一覧表にまとめました。
比較したのは、どちらもスターターキット(マシン本体、60Lガス1本、ボトル0.5Lと1.0Lの2本) です。(ソーダメーカースターターキット一覧)
ただし、ソーダストリーム公式サイトからの購入の場合のみ、0.5Lボトルがつくそうです。出荷元、販売元がソーダストリーム公式ショップかどうか確かめてください。
機種 | テラ | E-テラ |
---|---|---|
外観 | Amazonで見る | Amazonで見る |
全体の大きさと重さ | 19.5奥行き x 13.5幅 x 42.5高さ cm 1.3kg | 19.6奥行き x 13幅 x 42.7高さ cm 1.8kg |
シリンダーとボトル取り付け | ガスシリンダーとボトルの取り付けがワンタッチ | ガスシリンダーとボトルの取り付けがワンタッチ |
500mlボトル1本あたり費用 | 約20円 強炭酸は40円 7ヶ月以上使うとペットボトル炭酸水よりお得に | 約20円 強炭酸は40円 11ヶ月以上使うとペットボトル炭酸水よりお得に |
炭酸の注入と電源 | 手動 電源不要 | 電動 電源必要 炭酸ガス注入中はLEDライトが光る |
参考価格 | 16,500円 | 24,200円 |
違いを解説するよ!
炭酸の注入と電源
テラは、手動です。上部のボタンを押すことにより炭酸を注入し、押す回数により炭酸の強さを調節します。電源不要のため、置き場所を選びません。 テラの使用方法の動画はこちら
ボタンの押し方は、炭酸注入ボタンをグッと下まで短く1秒押す、好みの炭酸強度になるまでこの操作を繰り返します。
微炭酸は2回、中炭酸は3回、強炭酸は5回押しです。7回以上は押してはいけないそうです。強炭酸をよく作る、という場合はガスが早くなくなります。
E-テラは、コンセントにつないで使います。微炭酸・中炭酸・強炭酸の3つのボタンがついており、好きな強さのボタンを押すと自動でガスを注入します。ワンプッシュで毎回同じ強さの炭酸を作れるのが良いところです。手動でボタンをきっちり押すのが面倒な方に向いているでしょう。電源が必要なので、置き場所が限られます。 E-テラの使用方法の動画はこちら
テラは手動です。ボタンを押す回数で、炭酸の強さを調節します。
電源不要です。
E-テラは、微炭酸・中炭酸・強炭酸の3つのボタンがついており、好きな強さのボタンを押すと自動でガスを注入します。電源が必要です。
価格
テラは、16,500円です。E-テラは、24,200円です。
炭酸ガスの注入が自動であるだけの違いで、価格差がほぼ8,000円です。
とはいえ、手動でボタンを数回きっちり押すのが面倒と思われる方には、この価格差があっても、E-テラの方がお勧めです。
炭酸ガスの注入が自動であるだけの違いで、価格差はほぼ8,000円です。
両製品の共通機能と特徴も紹介します
- 全体の大きさと重さは、両製品ほぼ同じです。どちらも高さが40センチ前後、重さもガスシリンダーをセットすると3kg前後あり、背が高く重い製品です。
- シリンダーとボトルの取り付けは、どちらの製品もワンタッチでできて簡単です。取り付け方は、製品説明の動画をぜひ見てください。
- 500mlボトル1本あたりの費用は、会社の説明では中炭酸の場合約20円、強炭酸の場合は約40円です。なお最初に買うスターターキットの費用も考えると、テラは7ヶ月以上、E-テラは11ヶ月以上使えば、ペットボトル炭酸水を買うよりお得になります。
- 使えるのは水だけです。
- ただし同じ会社が別売りで各種のシロップを販売しています。作った炭酸水にこのシロップを加えれば普通のジュースよりカロリー半分でオーガニックの炭酸飲料が作れます。
両製品とも
ガスシリンダーやボトルの取り付けは、ワンタッチでできる機種のため手軽です。
それなりに高価なので、ペットボトル炭酸水より「お得」にするには、半年から1年以上は使わなくてはいけないようです。
使えるのは水だけですが、その分汚れが少ないので片付けも簡単です。
ボトルにシロップなどを加える場合は、食洗機(70℃以下)が使えます。
水漏れする時の対策は? (水漏れについての会社の説明によれば)
- 冷蔵庫でよく冷やした 5℃くらいの水で作る。炭酸ガスが水に溶けやすい。
- 新しいガスシリンダーは炭酸ガスの圧力が高く水漏れを起こしやすいので、初回~10 回ほど作るまで水の量をボトルの水位線より 1cm ほど減らす。また、ボトル上部まで水が泡立った際はボタンを押す手を緩め、泡立ちが引くまで待ってから再度ボタンを押すとよい。
別売りのシロップはこちら
シロップ一覧ソーダストリーム公式ページ (2024年7月23日22時30分時点)Amazonでは品切れが多いです。
1(シロップ) : 6(炭酸水)の割合で薄める、1本で約16杯分。ソーダストリーム公式ページでは1,080円
予備ガスシリンダー
テラとE-テラは、どちらもピンクのガスシリンダーを使います。
新規購入用 2本6,480円 (価格は2024年7月22日14時15分時点 Amazon調べ)
ガスシリンダー交換時は、メーカーの都合なのか、2本でないと交換できないそうです。(交換時は2本で5,980円)比較したスターターキットはガスシリンダー1本付きなので、買い足さないといけないようです。(ガスシリンダー1本では4,150円)
なお、ガスが十分に入ってないものと交換された?というレビューもあるので、心配な方は交換時に重さを計るとよいかもしれません(ソーダストリームのピンクのガスシリンダーは、満タンの状態で約1,150gから1,200gほどです。ガス量は410gなので、空の状態では約740gから790gということです。)
どちらがおすすめか?
あなたにおすすめの機種は…
テラがおすすめの方は
- ボタンを押す回数によって炭酸の強さの微調整をしたい方、にお勧めです。
- 安価な方が良いと思う方、にお勧めです。
E-テラがおすすめの方は
- ボタンを押すのは一回だけがいい、と思う方にお勧めです。
- 炭酸注入時にLEDライトが光る方がわかりやすい、と思う方にお勧めです。
まとめ
ソーダストリーム社の人気の製品、二つを比較しました。
自分にとって使いやすい製品はどちらか、を考えて選ぶとよいでしょう。